医学部入学の年齢制限について

さて、「医学部入学にあたって年齢制限があるか」という質問を各大学にしてみたとします。
回答は「原則的に年齢制限はない」というものになるでしょう。
大学側としては、これ以外の回答をしようがありません。

ただ客観的事実としては、合格者は20代前半～後半が多いです。
大学院卒業したての薬学部出身者、獣医学部出身などは、面接官の受けもよく圧倒的に有利です。
受験者は30代以上が1～2割程度存在するにも関わらず、合格者の割合はずっと下がります。

事実から何を読み取るのは各人にお任せするとして、以下、私見です。
面接では、若い人の点数が高くなるバイアスは存在すると思います。
面接官も人の子ですから、そうなるのも人情というものです。

筆記試験の点数が同じであれば、面接では若い人の点数が高くなりますから結果は厳しいものになると言わざるを得ません。
（面接は、単に常識があるかないか位のことしか見てないと思います。というか、初対面で20分位の面接ではそれくらいしか判断のしようがない。人間性まで判別できたら、その面接官は、松下幸之助や稲森和夫のレベルです。）
従い、ありきたりの結論ですが、ご年配の方は筆記試験で若い人より高い点数をとる必要がでてきます。
逆に言えば、筆記試験で高い点数をとっておけば、面接は当たり障りのないことを述べておけばOKだと思います。
事実、当大学でも40代でも合格されてる方がおられます。

挑戦だけがチャンスを作ります。
あとは、人事を尽くして天命を待つのみです。