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庶民は、テーマパークの値上げ分の「価値」に目がいかないという話。
先日、USJの値上げのニュースを見ました。1日券が10900円となり、東京ディズニーランドと並んだ、という内容でした。
街の人の声で、
「高くて、なかなか行けなくなっちゃいますねー」というインタビューが流れていました。
みい太も、
「うーむ、10900円か…高いな…。」と思いますが、
前回の「スキー場は夏に儲けろ!」の話で、
『しっかりと価値のあるものをつくり、それに見合った対価をしっかりと頂戴する。それは、恥ずべきことではありません。「ビジネス」では当然のことです。』
という件があったので、企業としての戦略なんだな、ということはわかります。
でも、経営者の考えとしては、わかるのですが、
庶民としては、なかなかコンテンツの充実っていうところに目がいかないんですよね。
単純に、
値上げ→高い→行かない!
チーン…みたいな。
正直、家計が苦しい家庭が、「値上がりしても、その価値があるから行こう!」とはならないですよね。
我が家は、4人の子どもがいて、現在みい太は育休中で収入ゼロです。
よく、「育休中でも、いくらかもらえるんでしょ?」と聞かれるのですが、みい太は出産と同時ではなく、出産後1年たってからの育休なので、無給なのです。あ、本当に厳密なことを言うと、前年度の1~3月は働いているので、その分のボーナスはもらえますけど。
現在は、みい太と同じく小学校教員の妻の収入のみで家計をやりくりしています。そんな状況でなぜ育休を取ったかは、別ブログのこちらを見ていただくとして、正直、家計に余裕はありません。
「値上げしたんだって!コンテンツが充実したんだろうな!よーし、家族で行こうよ!」ってなりません。
経済アナリストみたいな方の分析でも、今後、テーマパークの客層は、富裕層と熱狂的な「推し」の人達の二極化だ、と言っていました。
自分が経営側だったら戦略として当然のことだと思うんですが、庶民側としては、切り捨てられた感じがして少し悲しいような…。
「貧すれば鈍する」なんでしょうか。
なんだか、日本全体が「鈍する」状態になっているようで危機感があります。
おそらくスキー場も今後、同じ方向に流れていくのでしょう。みい太はスキーで言うと、どちらかというと熱狂的なファンの方に入ると思いますが、家計を壊滅状態にしてまで取り組もうとは思いません。
スキー界の未来も明るくはないですよね…。
以下、みい太の妄想です。
(30年後、孫と外国のセレブ向けスキー場のニュースを見ながら)
孫「じいじ、スキーって楽しいの?」
みい太「ああ、じいじも昔よくやったよ。」
孫「スキー場って日本に一つしかないの?」
みい太「ああ、昔はたくさんあったんだけどね。」
孫「スキーって、外国の人しかしないの?」
みい太「昔は日本人もできたんだけどね。」
みたいな感じには、ならないでほしいです…。
なりそう…。
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