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イケダハヤト著:文章で飯を食う【要約】

一昔前までは、「筆一本でメシを食うこと」は極めて難しかったでしょう。
しかし、今は違います。「ブログ」「note」「電子書籍」などなど、文章でお金を稼ぐ方法はたくさんあります。

ブログでの稼ぎ方
ブログは、自分で雑誌を作り、その雑誌から広告収入を得るイメージです。
自分が雑誌の編集長になる意識でブログを書きましょう。
ブログは、「読まれれば稼げる」というシンプルな仕組みです。
昔は、個人で雑誌を作っても世間に認知させる方法がありませんでした。でも今は、インターネットがあるので、個人でも世間に認知させることができます。
noteでの稼ぎ方
noteは、ブログのように自分の雑誌を作るのではなく、作家になるイメージです。ただし、無名の状態では売れません。まずは無料でコンテンツを提供し、フォロワーを増やしてから有料マガジンに移行しましょう。
電子書籍での稼ぎ方
少し前なら考えられないことですが、今やブログと同じような感覚で電子書籍を出せる時代です。Kindleは紙の本と違い、1万文字程度から本を出版できます。紙の本なら7万文字くらいは必要です。
Kindle Unlimitedならゼロ円で出版することも可能で、「読まれた分」だけ印税が入る仕組みなので、ゼロ円でも稼げます。

何から始めればいいか迷う人は、まずnoteで文章を書き始めてはいかがでしょうか。ファンが増えてきたら有料のコンテンツに移行してもいいでしょう。
「文章で稼ぐことは難しくない」ということを認識してください。
「文章で飯を食う方法」を読む

ファンを作る

雑誌を作ったとしても、作家になったとしても、大事なことは魅力的なメディアを作ることです。つまり、「そのメディアにファンはつくのか?」という視点が重要になります。ですので、きちんと「あなたの在り方」をデザインして、あなたならではの魅力を伝えましょう。そうすれば、あなたの文章がお金になり、文章で食べていけます。

魅力的な人やメディアになるために必要なポイント

・共感性
・新規性
・賛否両論性

・共感性
自分の発信に共感してくれれば、自然とファンになってくれます。
読者は何かモヤモヤを抱えているものの、その正体がわかっていません。だから、そのモヤモヤを言語化してあげることで、「この人は私を理解してくれている!」と共感を得られます。共感してくれれば、ファンになってくれるのです。
ここで重要になってくるのは、顔の見えない読者を意識することです。
「読者の悩みは何か?」「どんなことを勉強したいのか?」
読者を理解するために自分から歩み寄ることは非常に重要です。
そうすれば、読者が共感するような発信ができ、読者はその発信に励まされ、癒され、やがてファンになってくれます。

・新規性
「この人は常に最先端だ」と思われることが大事です。みんな新しいものが好きなので、新規性を発信するとファンがつきます。新規性があることは、「まだ起こっていないこと」にベッドするため、ファンがつくとは限りません。しかし、多くの人は「新しいこと」が好きなので、注目を集めやすいのは事実です。

・賛否両論性
賛否両論あるメッセージは、すごくパワーがあります。だからSNSを通じてどんどん拡散されていきます。拡散されると共感する人や、逆に反論する人が出てきて議論してくれるので、さらに拡散されます。
賛否両論性の高い情報を発信するポイントは、誰もが関心のあるテーマで発信することです。たとえば、お金、働き方、教育、恋愛、芸能などです。賛否両論性のある内容なら拡散されやすいでしょう。
賛否両論性の高い内容は、自分のポジションを明確にすることで、賛同者が現れ、ファンになってくれます。そして、反対意見を持った人が議論を巻き起こし、拡散されていくのです。ただし、やりすぎると炎上しますので要注意です。

「役に立つこと」「勉強になること」だけ発信していても、他と差別化できていないので、あなたの熱狂的なファンにはなりません。

論理的な文章の基本〜PREP法〜

PREP法とは次の順番で文章を書くことです。
1.結論 2.理由 3.具体例 4.結論

文章を描き慣れていない人は、文章を書いているうちに、自分が何を書いているのかわからなくなってきます。これを避けるためにPREP法があるのです。

PREP法の3つのメリット

筆が迷わない
まずは自分の言いたいこと(結論)を書きましょう。そうすると、今から書く文章の「伝えたいこと」が確定するので、迷わず文章が書けます。

効率よく伝わる
何が言いたいのかわからない文章は、読んでいてつらいです。
PREP法ではまず結論から書くので、「筆者はこういうことが言いたいんだな」と読者が理解できます。次に理由と具体例を書くので、「なるほど。kの人にはこういう経験があって、こういう具体例があるから、このような主張になるんだな。」と納得できます。そして最後に結論をもう一度書くことで読者の理解が深まるのです。

効率よく書ける
PREP法は、超定番の書き方で、空手でいう「型」のようなものです。PREP法をマスターするためには、PREP法でひたすら文章を書くことが重要です。PREP法が体に染み付いて、意識しなくても勝手に書けるように、繰り返し文章を練習しましょう。

売れる文章術=PASONAの法則

PASONAの法則は、セールスライティングの神と呼ばれる神田昌典さんが提唱した法則です。

【PASONAの法則】
・P:Problem(問題提起)
・A:Agitation(扇動)
・SO:Solution(解決策の提案)
・N:Narrow down(絞り込み)
・A:Action(行動の提案)

セールスライティングもPREP法も、自分で手を動かし、じっさいに書かないとマスターできません。なので、上記の法則を頭に置きながら何度も文章を書きましょう。

文章力を鍛えるトレーニング

・写経
好きな作家やブロガーの文章をそのまま真似ることです。文章を見ながらカタカタとPCで文章を打ち込むと言うものです。写経することで、その人の文体が自分に刷り込まれ、文章の構造や文体、細かい語尾の使い方まで自分に染み込んできます。
ビジネス系のインフルエンサーの文章や発信、リストの取り方を学ぶことで勉強になり、稼ぐ力が高まっていきます。長期的に顧客と同信頼関係を築くのかを学ぶことができるので、ぜひ実践してみましょう。

・好奇心を持ちチャレンジする
あらゆることに好奇心を持つことも重要です。人間は、同じ世界に固執しがちで、その世界に悪い意味でハマってしまうからです。好奇心を持って全く知らない世界に触れることで文章の幅も広がっていきます。

一番大事なことは「自分の在り方」です。
人とは違うチャレンジが大事です。チャレンジしていない人の文章は面白くありません。その人の人生がつまらないなら、そこから出てくるコンテンツが面白いわけがありません。「こいつは面白い」と思われる生き方をしていれば、その人の文章は面白くなります。

稼ぎ続けるために大事なこと

せっかくコンテンツを作るなら、読者と長期的な信頼関係を構築すべきです。長期的に良質なコンテンツを作っていけば、自分の作品の幅も広がりますし、作品のレベルも上がっていくでしょう。
重要なのは、マネタイズのポイントを後ろにずらすことです。つまり、すぐに稼ごうとしないこと、と言い換えられます。難しいですが、非常に重要です。信頼関係を築く前にセールスしても、読者は自分の商品を買ってくれません。それどころか、読者が離れてしまうこともあります。そのため、まずは読者に貢献することを重視して、マネタイズは後回しにすることが重要なのです。

マネタイズポイントを後ろにずらすと言うことは、顧客に対していいコンテンツを提供し続けると言うことです。だからこそ自分が発信するコンテンツのレベルは上がっていき、それがまた顧客との信頼関係につながっていきます。

終わりに

この本を読めば以下のことがわかります。

・文章で稼ぐ仕組み
・魅力的なメディアを作る方法
・ファンを増やす発信術
・論理的な文章の基本
・売れる文章術
・購入を強制的に発生させるテクニック
・文章力を鍛えるトレーニング
・稼ぎ続けるために大事なこと

今は、自分が書きたいことをスマホひとつで書けます。自分が書いた文章によって、誰かの人生を変えることもできます。こんな時代なのに文章を書いて発信しないことはすごくもったいないことです。

本書は、Kindle Unlimited会員なら読み放題の書籍です。
Kindle Unlimitedには無料(月額料金は払ってますが)のためになる書籍がたくさんあります。一度に10冊までダウンロードできますのでぜひ試してみてください。
【これから文章で飯を食う】


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