見出し画像

藤原将 著:文章だけで月100万円稼ぐ方法【要約】

本書は「webライターを始めたけど稼げない」と悩む人を減らすことに重点を置き、「月収5万円⇨15万円⇨50万円〜100万円」と収入別に稼ぐための方法論が解説されています。
著者自身が躓いた段階を洗い出し、どのように失敗と成功を重ねてきたのかを振り返って、可能な限り無駄を省いた内容にまとめられています。
Kindle Unlimited無料で読むことができます。

第1章:月収5万円(副業レベル)

「どうやって時間を捻出するか」さえ考えれば、本業の傍ら副業としてWebライターで稼ぐことは難しくありません。必要なのは第1章のノウハウと時間、受けた仕事は最後までやり切るという気合いだけです。

「これからWebライターに初挑戦します」と言う段階では、「月収5万円稼ぐ」を因数分解して、小さな目標を小刻みに立てていきましょう。

目下の目標は、
「平日に1000文字、休日に3500文字、30日で5万文字」です。

Webライターのメリット

Webライターの仕事には次のようなメリットがります。

・人に会うこと、話すことを強制されない
・勤め先に依存せず、自力でお金を稼げる
・都合の良い場所や時間を選択して働ける
・嫌な上司や先輩がおらず、一人で働ける
・やり方次第で「稼げるビジネス」になる
・学歴や資格、高額な道具を必要としない

著者と共通していますが、私の最大のストレスであった、人に会うことを強制されない、嫌な上司がいないと言うのが嬉しいポイントです。

主な仕事内容

・SEO記事
・製品紹介ページ
・YouTubeの台本
・電子書籍
・SNS投稿

・SEO記事
SEO記事は、ネット上に公開する集客用の記事を作る仕事です。Webライターの仕事として最も多い仕事だと言えます。
「役立つコンテンツを作ってネット検索の1ページ目に表示させよう」というのがSEOです。

・製品紹介ページ
企業から「うちの商品を紹介して、見た人が買いたくなるようなページを作ってくれ」と依頼されて受ける仕事です。こういったページはランディングページとも呼ばれます。
セールスライティング、コピーライティングといった、心理学に基づいた人の心を動かす文章スキルが必要です。求められる専門性が高いため、未経験からいきなり受注する仕事ではありません。

・YouTubeの台本
YouTube投稿者のシナリオライターとして裏側でコンテンツを作る仕事です。2019年頃から増え始めましたが、案件数はSEO記事が圧倒しているため、安定収入を得るためにはSEO記事の制作から携わるのがおすすめです。

・電子書籍
本の内容を執筆し、著者の伝えたいことを一冊にまとめあげる仕事です。数万〜数十万文字程度の的また文字数を書き上げなければならず、著者と密にコミュニケーションを取らなければならないため、求められるスキルレベルは高めです。

・SNS投稿
TwitterやFacebookなどのSNSに載せる文章を、アカウント運用者の代わりに書く仕事です。極めて低い単価から、月数万円ほどの継続報酬があるものもありピンキリです。

SEO記事制作ではない仕事と遭遇することは稀で、能動的に「こんな仕事がしたい」と行動しなければ巡り合いづらい印象です。

SEO記事と普通の記事の違い

異なる点は主に3つ

・誰に読ませるのかが明確である
・何を解決するのかが明確である
・「どのように読者が検索するか」を考慮している

SEO記事は、「誰のどんな悩みを解決するのか」を練った上で書き始めます。加えて、「どのように読者が検索するか」を考慮しなければなりません。

SEO記事の基本的な構造
SEO記事の基本的な構成は次のようなケースが一般的です。

1.タイトル
読者が記事を読むか否かの判断は「検索結果に表示されたタイトルを見て、抱いた関心の大きさ」に左右されます。基本的には、検索キーワードをタイトルへ入れることになっています。

2.アイキャッチ画像
ブログ記事の顔となるパーツで、SNSに投稿された時や、ホームページの記事一覧を表示した時に現れます。Webライターに自作を求められることは稀ですが、文字のない画像を無料サービスからダウンロードして記事と一緒に発注者へ納品するケースもあります。

3.リード文
これは、タイトルやアイキャッチ画像のすぐ下に表示されるため、読者が「この記事は私の悩みを解決してくれなさそうだ」と感じれば、その後の文章は読まれなくなります。

4.目次
本文の各セクションに付けられる見出しを抜き出したものであり、書籍の目次と同じようにコンテンツの案内図として機能します。

5.見出し
記事にある各章のテーマを簡潔に示したもので、読者に「この章にはこういった情報があります」と正確に伝達する役割が求められます。

6.見出し下の画像
活字が詰め込まれた記事の窮屈さを解消するために挿入されるものです。また、見出しとマッチした画像を読者に見せることで、これから伝える内容を暗に伝える役割もあります。

7.本文
メインコンテンツであり、読者へ詳しく情報を伝えるセクションです。文章をつらつらと書いていくだけでなく、箇条書きや図表を交えて情報を展開することで、可読性の高いコンテンツへ仕上げることができます。
「見出し⇨画像⇨本文⇨見出し⇨画像⇨本文」
といった流れで進んでいきます。

読みやすい文章を作るための10のルール

Webライターに求められる文章力は「正しく伝えられること」と「分かりやすく読みやすい」ことです。それは、「理解に大きなエネルギーを必要としない文章」とも定義できます。

次の10のルールを意識することによってスイスイと読める文章を書くことが出来るようになります。

1.主語・述語・装飾語を使い、明確に説明する
2.意味の切れ目に読点を打つ
3.長文は主語と述語を近づける
4.一文に入れるメッセージは一つ
5.並列の要素は箇条書きにする
6.同語反復を避ける
7.文末のバリエーションに配慮する
8.回りくどい表現を避ける
9.こまめに改行する
10.一文の長さは40〜60文字程度に収める

全ての文章を40〜60文字に収めなければならないわけではなく、これぐらいの分量にしたほうが良い程度の目安として覚えておきましょう。
もし、うまく区切る部分が見つからず、文章が長くなってしまった場合には、「長文は、主語と述語を近づける」を意識して読みやすさを向上させましょう。

リード文の作り方

リード文のオーソドックスな型は、次の3つの段階を順番に展開したものです。

1.読者に「悩み」を認識・再確認させる
2.その悩みは「解決可能である」と伝える
3.「記事を読んだ未来」をイメージさせる

まず、この記事がどんな悩みを解決するのか、冒頭で読者に提示します。そして「その悩みは解決可能だ」と断言することで、記事を読み進める意味を読者に示し、最後に「この記事を読めばどうなる」というポジティブな未来を見せることで、さらに強力な動機付けとなります。

本文の作り方

読者に何かを教えるときは「全体から個別、抽象から具体」を意識する

最初にこれから話すことの全体像を伝え、そのあとに個別具体な内容にすり下げて話を進めていきます。


読者に何かを納得させるときは「PREP法」を意識する

【結論⇨理由⇨具体例⇨結論】という要素で構成された文章で、読者に伝えたいことを明確に伝えられます。

まとめ文の作り方

まとめ文は締めのセクションです。
まとめ文の役割は、長々と説明した本文の情報を整理し、要点を読者へ伝えることです。記事のボリュームが大きくなるほど、読者は最初に読んでいた内容を忘れてしまうため、改めて要点を洗い出して「この記事を通して伝えたいことはなんなのか」ということを思い出してもらう必要があります。

一般的に「今回は〇〇を説明しました」と締め始め、記事の要点、伝えたいメッセージを再掲する。最後に読者へのアクションプランを提示するという3ステップで書かれることが多くなっています。

仕事の獲得はクラウドソーシングから

クラウドソーシングに登録して仕事獲得の準備を進めましょう。クラウドソーシングはWeb関係の仕事を掲載する求人サイトのようなものです。まずはランサーズやクラウドワークスなどの無料で利用できる大手サービスに登録してみてください。

月収5万円を目指すあなたへ

今回は、第1章の内容をまとめました。
本書を読んでWebライティングに挑戦してみても、いきなり月5万円を稼げてしまうことは稀です。(私も2021年2月に登録して始めたばかりです)次の3点を意識して過ごしてみましょう。

・毎日どのような新着案件があるか見る
・毎日、可能な限り提案文を送り続ける
・わからないことがあったら検索するクセをつける

クラウドソーシングに登録しても、新着案件をチェックし、提案文を送らないことには、一向に仕事を獲得できません。毎日1通以上提案文を送るように心がけましょう。とにかく毎日行動し、副業に時間を割く習慣を身につけるのです。また、日々わからないことに遭遇すると思いますので、そのときは検索して調べることを習慣にしましょう。

引き続き、月100万円稼ぐ方法を学ぶ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?