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フィールドワークDAY3

3日目は「HOZUBAGワークショップ」
HOZU BAGは、かめおか霧の芸術祭から生まれたバッグで、廃棄されるはずだったパラグライダーを加工して作られたアップサイクル製品。軽くて丈夫でカラフルで1点物のバッグとして人気があります。

今日のファシリテーターはこのHOZU BAGプロジェクトのスタートから携わり、現在は工場長として活躍されている武田幸子さんです。


HOZU BAG Mfg 工場長の武田さん 

HOZUBAGの素材として使われているパラグライダーの使用には基準があり、審査に通らないものは、産業廃棄物として処理されているとの事でした。

産業廃棄物処理ってことは品目何だろう? 廃プラ? 

で、そのパラグライダーを引き取って加工してバッグにするそうです。

今回はパラグライダーを分解して、加工して、素材にするまでの工程を疑似体験しました。

もの・モノ・物

役目を終えたパラグライダーの解体スタート
1.キャノピーからラインを分離させる。
2.キャノピーを切り揃える
3.ライン・フロントコード・カラビナ・ハーネスを分ける
4.ラインを長さ別にそろえる
といった流れになる。

まず、キャノピーからラインの分離
キャノピーとラインを繋ぐ輪を切る。
これがこまごましてて、非常にイライラする(笑)
ラインも使うから、ライン切ったらだめだし、キャノピーを傷つけてもだめだしと集中しながらチョキチョキ。

廃パラグライダーを解体


つぎに私の担当は、ライン・フロントコード・カラビナ・ハーネスを分離させること。
もっと細かい、使い古されているので、絡みまくってしまったし、これを全部解体するのかと唖然とするが2時間かけてもつれた糸を全部解きほぐす。
解きほぐした時に快感は癖になりそうだ。
解きほぐしたラインを長さ別にそろえて、終了

物から素材に変化する

学んだこと

意味的価値
頭の中は経済合理性しかなかった。
HOZUBAGワークショップ体験後の質問で
これを事業にしようとするなら、使うもの、産業廃棄物として処理するものを選択して、作業する方が合理的ではないかと発言した。
産業廃棄物=ゴミ=不要物でるという発想している感が否めなかったからだ
時間をかけてでも、すべてをリユース(アップサイクル)することが目的であるという念があった。
産業廃棄物中間処理業者からすると、パラグライダーの紐もリサイクル資源になるけど…という感じだ。
趣味の領域に自分自身の価値観を持ち出すのは愚の骨頂である。そこには時間や費用などの枠は存在しない。趣味とはそういうものだ。
いわゆる人から見ると無意味であるが、本にからするとその行動に意味を見出しているので、そこをとやかく言うことはない。

しかし、ビジネスにもこのような発想が必要なのだということも振返って感じることもあった。ビジネスは奥が深い。
売上高や利益額、規模などを追求していれば、費用対効果、経済価値等の目線が行く。DAY2で感じたカラーバス効果だ。
産業廃棄物からバッグを作る事が目的であれば、それはそれで経営理念に沿った経営をしているということだろう。

「意味の経済」という意味が何となく理解できたような気がした。


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