フォローしませんか?
シェア
「ウルトラセブン」。その第42話に名作「ノンマルトの使者」がある。 ノンマルトとは、僕ら人類の誕生以前に隆盛を極めた「前・地球人」。彼らは、僕ら人類の祖先に追われて今は深海にひっそりと暮らしている。 ところが人類は、その深海をも開発しようとして彼らと衝突する。もう、人類は「前・地球人」を深海に追いやった経緯をすっかり忘れてしまっていて、ノンマルトは、ただの異星人。開発を邪魔だてする悪者。しかしM78星雲からやってきたウルトラセブンは、その「過去」を察し始め、ノンマルトを殲
若い世代の方は、あの頃の「角川映画」の勢い…たぶん想像がつかないと思う。「セーラー服と機関銃」=薬師丸ひろ子さん(1981年)。「蒲田行進曲」=風間杜夫さん、平田満さん(1982年)… あの頃の大衆文化は「角川映画」以外の部分は全部、空白だったといっても過言ではないくらい。 とにかく、ものすごい情報量がマスメディアを席巻した。 テレビCMをバンバン流し、雑誌にパブリシティを展開し、原作本を本屋さんの店頭に平積みにしてメディア・ミックスな発信。すでに1977年には映画「人間