恨は日本の文化ではない。

結局この時期になるといつもそう。

原爆を落としたアメリカが悪い。

俺たちは朝鮮人じゃない。中国人じゃない。なぜ恨の歴史を引きずり続けるのか?戦争で戦った人間は、戦争について語らなかった。何故か?

恨みつらみは自分で終わらせることを知っていたからだ。それがこの国を戦後復興させた多くの日本人が行ったことだった。何も言わず、語らずに死んでいく。アメリカ文化がいかに日本を支配していこうと、その部分は変わらなかった。それはなぜか?責任の取り方を知っていたからだ。それが日本人の責任の取り方だと知っていたからだ。

アメリカが酷い?原爆が実験?どーでもいい。731部隊も回天も挙げれば上げるだけ酷い出来事しか浮かんでこない。でもそれは、歴史ってそういうもんだ。俺の持つ書物でマルタン モネスティエのモノが結構あるが、過去の人間の倫理観と今とを比べたら、そりゃ全然違う。昭和生まれの俺と平成生まれが違うんだから、そりゃ違って当然だ。俺は明治維新から戦中大日本帝国軍部と政治家がクズばっかだと思っているが、違う人もいる。彼らが今の礎になったと考える人もいる。同じ時代を生きる人間でも思うことは違う。

だがそこに、恨などない。誇りある民族性に、恨など無い。忠臣蔵で称えられるのは恨でなく、忠義だ。絶対に恨などではない。

が、今の日本には恥ずかしいことに恨が蔓延している。

なんでもかんでも政府のせい安倍のせい自民党のせいチョウセンウナギイヌのせい...ああ、文句を言う分には良い。大半の人は文句を言ってるだけだからいい。でもそこに一部、本気でそれを訴える奴らがいる。

人のせい。社会のせい。世界のせい。日本人のせい。大和民族のせい。

それ、日本民族は本気で言わない。

本気で鎌倉時代以降に生まれた?アイヌ人ならそう思うかもしれない。ちなみにアイヌ文化より先に北海道には文化を持つ民族がいる。その民族はアイヌが誕生するとともに歴史から消えていった。その民族をアイヌ人がどうしたかはいちいち書く気にならないが、アイヌ民族より前に北海道に生きていた民族は、アイヌの拡大とともに歴史から消え去った。

琉球の先祖が日本人かどうかは歴史的事実を観れば明治初期までゴタゴタしているので彼らが明治政府に併合されるまで独立国だった...といっても薩摩の属国なのだが、それをいったら朝鮮半島も清国の属国になるのでなあ(笑)と歴史的な考えは置いておいき、その民族性が大和民族と違うっていうなら、言うのかもしれない。

在日中国人、朝鮮人なら言うだろう。

どこまで日本人の魂を腐らせるつもりなのか?恨の歴史など必要ない。

やってることは中国人朝鮮人となんら変わりないじゃないか?

アイヌ人をみろ。自己申告の民族だ。日本人によって差別され抑圧された民族だ。13世紀まで北海道に住んでいた先住民をどうしたか知らないが、アイヌ民族以前に生きていた歴史に全く価値観を抱いていない。そりゃそうだ、13世紀より前には北海道には居ない民族だから。でも先住民決めちゃったらしい(笑)13世紀にアイヌ人の拡大とともに消された民族も先住民認定すべきだぞ日本政府。

日本人は違う。太古の昔よりここに住み続けている人間の民族性を、志を、異民族の思想に左右されるなどもってのほかだ。

恨の歴史観などいらない。

恨などという感情もいらない。

ほんと、日本人なら恨みは自分の代で止めてくれ。そうやって生きてきただろ?あなたたちの親兄弟親戚は。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?