【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 24.01.2024
日本語訳
2024年1月22日、ロシア連邦ドゥーマ、つまり連邦下院は、ロシア軍と「特別軍事作戦」を公に批判したロシア人の不動産も含む金融資産を押収する法案の審議を行った。何人かのロシアの著名作家と一人の音楽家が、ここ最近の数カ月間に、戦争批判の罪で有罪宣告されている。
2022年7月、ロシアのプーチン大統領は2012年版「外国の代理人法」の改正を承認した。この改正法は、2022年12月1日に施行された。この法律は、体制反対派を弾圧する目的で広範に使われている。ロシアの人権監視団体であるOVDインフォによると、2023年は217の個人と団体が「外国の代理人」に指定されたとのことだ。2023年11月時点において、ロシア連邦司法省による「外国人の代理人」の総計は707であった。「外国の代理人」には、ロシアの独立系報道メディアと人権団体が含まれており、その多くがロシア国外での活動を強いられている。
この法律が追求していることが、政府に批判的な反戦派を抑え込み、黙らせることにある可能性は極めて高い。そして、下院で審議された新たな法案の意図が、外国の代理人への規制と連動して、戦争批判を完全に封じ込めることにある可能性は高い。
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