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【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 27.01.2024

UK DEFENCE INTELLIGENCE:
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 27 January 2024

日本語訳

  • ロシアは複数の軸線上でのー攻勢を続けており、その動向はドンバス占領というロシアの戦略目標に沿ったものだ。ロシア軍は2024年1月21日にハルキウ州クロフマルネという小村落を、2024年1月18日にバフムート近郊のヴェセレという小村落を占領しているが、これらの戦果に戦略的意味はない。戦前のヴェセレの人口は102人で、クロフマルネのそれは45人だ。このことは、ウクライナがアクティブ・ディフェンスを重視するなかでの、ロシア側のごく小さな漸進的な戦果を示している。

  • ロシア軍の主たる優先目標と目されているのが、アウジーウカという都市だ。ロシア軍は同市を南北から包囲するために3方向からの攻撃に着手しており、それに加えて、アウジーウカ市自体の東部区画外周部での戦闘も行っている。ロシア軍は兵員と装甲車両に激しい損失を被っており、多くの場合、それを招いているのは、ウクライナ軍無人航空機の爆薬だ。報じられているところによると、ロシア軍は公共インフラ用地下トンネルを通ってアウジーウカ市の端へと侵入するという方法で、ウクライナ軍強化防御陣地を迂回しようと試みているとのことだ。

  • ウクライナ側の反撃によって、ロシア軍がさらにアウジーウカ市内へと前進していくことは押しとどめられている。ウクライナ側の主要補給ルートが無傷なままで、ウクライナ軍が局地的な反撃を遂行していることを考えると、アウジーウカが今後数週間、ウクライナ側支配下であり続ける可能性は高い。

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