【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 25.01.2024

Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 25 January 2024.

Find out more about Defence Intelligence's use of language: https://t.co/UrKAtu1Vea #StandWithUkraine 🇺🇦 pic.twitter.com/D2eNukIkwv

— Ministry of Defence 🇬🇧 (@DefenceHQ) January 25, 2024

UK DEFENCE INTELLIGENCE:
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 25 January 2024

日本語訳

• ここ最近の数カ月間、ロシア各地の16の地区で暖房システムの故障が生じている。氷点下の気温のなかで起きたこれらの故障は、数十年もの間、ロシアの各都市に蔓延ってきた以前からの問題が大きくなったものだが、ロシアの戦時政策によって、その深刻さが増しつつある可能性は高い。

• ロシアは公共インフラ施設へ資金を再投入するよりも、軍事支出を優先することが常であり、このことは2022年のウクライナ侵略以降、顕著になっている。地方政府の多くは、連邦予算からの交付が減るなか、インフラ運営の負担を担うことを求められており、地方志願兵部隊の予算負担も求められている。後者が地方予算を逼迫させ、メンテナンス使途支出を幾分かカットする必要を強いている可能性は高い。このような状況に加え、動員の結果、あらゆる産業において労働力不足が生じている可能性も高い。この労働力不足には、暖房システムの技術者と配管工事業務者の不足も含まれている。

• 非常事態省担当大臣アレクサンドル・クレンコフに対してプーチンは、暖房と電力を住民に間違いなく供給できるよう指示している。この問題に取り組んでいるようだが、そうしていることが、近づきつつあるロシア大統領選挙を前にしたプーチンにとっての頭の痛い大きな問題である可能性は高い。