日記:不思議で大切な中学友

5/31

学校だったな。全然憶えてないけど。

4限の授業で発言求められたかも。配布された資料についての意見。その資料は戦後間もない新聞記事だったから文字潰れたり印刷が粗くて読めなかった。それを先生に正直に言ったら場が和んだ、気がする。呆れられただけかも。

まあたぶんこの先生には2年のときから気に入られてるからいいっか。


18時に折坂悠太のLIVE当落発表があった。当選した。初・折坂悠太LIVEなので楽しみ。今度出る新アルバムのツアーらしいから少し不安。まだ出てないならファン歴関係なさそうなのは利点。


帰ったら眠すぎて友達に言ってラジオ収録をやめてもらったけど、スマホいじってるうちにいつもと変わらない時間になってあーあと思いながら部屋の灯りを消した。


これ以外の記憶はどっかの組織によって消された。


6/1

土曜日。

休日らしく適当な時間に起きて朝食を済ませたらまたゴロゴロし始める。気が向いたら金曜配信のオンデマンド授業を2つ受ける。

こんな感じだった気もするし、そうじゃない気もする。



夜は中学の友達二人と会う。待ち望んだ日。自分のせいで二度延期している会。そこに独断でもう一人を誘ってみた。来たいみたいだった。許可する。他二人には報告せず。


18時に駅集合らしい。それが決まったのが17時過ぎ。自分たちらしすぎる。家が遠かったらどうするんだよ。まあ全然間に合う距離だけど。


遅刻した。家出る時間を間違えた。と言ったら想定内だと返された。けど、自分はいつもは遅刻しない。このメンバーで遅刻といえばお前だろってやつがいるがそいつは遅刻してなかった。悔しい。


急遽呼んだ友達が他二人と久しぶりの再会を果たすシーンも見逃した。と言いつつ、自分も一年ぶりくらいに会うかもしれない。そいつとは腐れ縁みたいなとこあるので実感湧かない。


それで言うと、元々会う予定だった二人とは小中一緒で仲良いけどこうやって大学生になっても会うほどかとは思ってる。そこの二人は小学校から一緒のクラスで中学では一緒の陸上部だから傍からみても仲良いイメージはある。だから、そこに自分が入ることが不思議で仕方ない。疑ってはない。その意外性、不思議さが嬉しい。



髪を伸ばし縮毛矯正をかけてから3人と会うのは初めてだったので何か反応があるだろうと構えてたのに全く無かった。なんでだよ。そういうのにいちいち反応するのダサいと思ってる質か。なんだよそれ。もうそこは抜けてもう一つ先の素直ステージに行こうぜ。な。


でも、正直「髪伸びたな」とは言われた。言われたけどそこじゃないだろ。明らかに髪質が違うのよ。なんだ久しぶりに会ったらカッコよくなりすぎてて緊張してんのか。それなら許すけど!


高学歴のやつが留年してた。そういうの憧れる。


という感じで集まり、少し雑談したあとどこでご飯にするか会議になった。当然のようにまだ決まってない。どういう系がいいかとかも事前のやり取り無し。こういうところに焦れったさでなく安心を覚えるのがこいつらの良いところ。


でも、さすがに誰も店調べるためのスマホすら出さないのはどうかと思う。地元すぎる。



とりあえず駅周辺の飲み屋街に行ってみようと歩いてて気づいたらくまざわ書店内。当日参加の友達が留年生に本を買ってあげていた。理由は「せっかくだから」らしい。意味わからん。なら他二人にも買え。あと2セッカク残ってるだろ。筋を通せ。



本屋を出てからもしばらく店が決まらず停滞感が漂いそうになったので、適当に5~6店の名前を出してルーレットで決めた。

ルーレットが示した居酒屋に行くもやっておらず(たぶんやってた)、居酒屋とりいちず。初めて。入口が狭くてこれ絶対に裏口だろと言っていたら正門だった 自分たちの発言を詫びるように席につく。


一杯目に日本酒を頼んで初めて飲んでみたけど美味しくなかった。自分の中での酒の評価がどんどん下がっていく。


唯一社会人の友達はメガジョッキを頼んだくせにとてつもなく下戸だった。だけど、おかわりは一番してた。そんなに社会人つらいんだね。


そういえば料理が全部美味しかった。悪いけど意外だった。揚げだし豆腐が美味い。



当日参加の友は気が利くから飲み会の立ち回りが上手かったんだけど口を開けば就活の話しかしてなかった記憶がある。どういう神経してんだ。宗教とかにハマった人ってこんな感じなのかもと少しだけ思ったごめん。ゾンビ化して救いきれない仲間を泣く泣く置いて逃げるような気持ち。


まあだからといって全然悪いやつではなく仲も良いので放っとく。



高偏差値のやつがさらっと最近躁鬱傾向にあるというような発言をしてて心配になった。けど、そこで茶化しはせずとも充分に寄り添うような言葉をかけてあげられなかった。自分にガッカリした。




居酒屋をあとにしどうしようかと話す。社会人は酔っ払いながらカラオケに行きたいと言うので行く。自分としてはこないだカラオケに行ったばかりなのでワクワクはしなかったが、そいつがカラオケに行きたいなんて言うのは意外だったのでそういう意味で嬉しかった。


この嬉しさ伝わるかな。小中学のときは大人しくてシャイで合唱のときとか口パクで済ませるようなやつが今進んでカラオケに行こと言っている。この感動を分かち合いたい。



カラオケ。外側がガラス張りになってる部屋でテンション上がった。社会人は乃木ヲタなのでその曲ばかり歌ってた。全然わからないが初期に卒業した伝説の一期生がいることだけ知れた。


DAM使いにくすぎる。


最後に自分がクリスタルキングの『大都会』をモノマネしながら歌っておわり。



帰りが社会人だけ別方向だったので惜別タイムがあった。できるだけ引き延ばした。今度会う時は登山することになりそうだった。



残った3人で我が家まで歩いてそこで自分はお別れ。


すんなりバイバイと言ってしまったことを少し後悔した。



次集まるのはたぶんまた一年後とか。その時、それぞれ今と違った状況にいて今と違った楽しみや悩みがあると思う。そんな中でこうやって会える、こいつらに会いたいから日々を乗り切れると思える友達がどれくらいいるだろう。


そういう気持ちを忘れずにいたい。




おわり

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