文章の読み上げサービスが好き

僕はオーディオブックとかandroidの機能の文章読み上げサービスをめちゃくちゃ利用する。散歩中とか寝る前とかに聴覚だけで本やインターネット記事の情報を仕入れることができるので大変重宝している。

まぁこんな話をすると決まって「最近の人は文章を読めなくなっている」だとかそんな話題が挙がってくるのだけれど、いまだに人類の情報伝達手段として文字が主流なのもどうかと思う。そりゃ先史時代とかそういう時代とかは文字とか記号やらで情報を伝えていたからこそ人類は繁栄したのだろうだし、文字を発明した大昔の人類には尊敬の意を表したい。

けれど、インターネットが一般化されたおかげで文字情報以外にいろいろな情報を送ったり残したりできるようになった。その中で僕が個人的に情報の伝わりやすさランキングを作るとするなら映像>音声>文字だろう。やはり映像は表情・声の抑揚など多くの情報を含んでいるので、伝わりやすさが段違いだ。文字情報の場合はこういった表情や声の抑揚から読み取れる感情とか情景みたいなものを文字に書き起こさなければならないわけだから、必然的に冗長化する傾向がある。またはいっそ感情や情景などの情報を切り落としてしまうこともできるが、それではやはり映像より情報量が少なくなってしまう。その点、音声やちょうどいい位置にある気がする。たしかに表情までは読み取れないが声の抑揚からある程度感情は読むことができるし、何よりも使う器官が耳だけでいいのが手軽だ。

映像は視覚も聴覚も使っているので、僕のような体力のない人間は少しの時間しか集中できない。文字は一見視覚しか使っていないように見えるが、残念ながら聴覚は24時間フル稼働だ。どんなに集中して文字を読んでいたとしても、近所の車の音や子供の遊び声が聞こえてきて僕のなかでの情報処理能力を大きく上回ってしまい、オーバーヒートしてしまう。音声は外界の音をシャットアウトしてくれるし、視覚は割と自分の意志で調節可能なので、自分の処理能力以内で情報を取り入れることができる。

情報過多の社会で自分の処理能力が高くないと思う人はぜひ一度オーディオブックや文章読み上げサービスを使うといいだろう。

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