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「表現者たちの苦悩あるある。」

こんにちは、ご無沙汰しております。

クリエイターのパントビスコです。

一昨日、Twitterに投稿した作品がナント

現時点で9.7万イイネも獲得し話題になっているようです。

今日、お昼の番組でも取り上げられました。

嬉しい気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。

本日はこちらの作品について補足というか

解説をしようと思います。


まず、今回の作品を描いたきっかけとしては、

音楽、ダンス、美容、デジタルアート…などなど、

物体ではなく経験や技術を施して

お金を得ている方達の苦悩を

分かりやすく表現したかったからです。


結構前の話ですが、私自身

「無料でイラストを描いてください」

という連絡があり困った経験が何度もあります。

また、そのような連絡を丁寧に断った際に

「お金を取るなんてひどいですね」という

心無いご返信を頂き、もやもやを感じたことを覚えています。


これって極端に言うと「技術の強奪」なんです。


「腹減ったからリンゴをタダでよこせ!」

というようなものなんですよね。


ちなみにこのイラストは、

リンゴと演奏を「対価」で表現した作品ではありません。

イラスト内での八百屋さんは、

「何十年も培ってきたであろう技術や経験」に対して

「リンゴ1個分の価値はない」と捉えられかねない返答をしました。

この八百屋さんは

演奏のうまい・ヘタ、

リンゴの美味しい・不味い

はどうであれ、

「形あるもの」の方が断然価値があると

思っていることを表しています。

「あんたのはよこせ。俺のはあげないけど。」という、

技術へのリスペクトの欠如を皮肉を込めて表現しました。



それでは、どうすることで

このようなモヤモヤを解消できるのでしょうか?

それは消費者側が、

「形のない技術」や「知的財産」に対して

正しい認識とリスペクトを持つことです。

最近話題になっている、作家さんの著作権侵害も

そのリテラシーの欠如が起因していると思います。

相手がどれだけ苦労をして経験や技術を得たのかを

一人一人が考える必要があると思います。


それは、1つの美味しいリンゴを育てることと同じです。



2022.2.21
パントビスコ

インスタグラムはこちら→ https://www.instagram.com/pantovisco/

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