見出し画像

自分も輝いているのだろうか。

初めてのことに挑戦するのは楽しい。
挑戦する姿は輝いて見える。


普通二輪の教習もあと2回。
2段階のみきわめと卒業検定を残すばかりだ。

社会人になってから、仕事や義務ではなく何かを1から始めた経験があっただろうか。思いつくのは簿記の勉強ぐらいで、それも今は続いていない。結局検定を受けるところまでには行きつかなかった。
広く浅くで良いとは言っていたものの、それは裏を返せば挫折の連続とも言える。何かを成し遂げることができた割合が下がっていき、遠ざかっていることを思うと自尊心が低くなることもある。

普通二輪の免許取得は生活のあり方も変化させてくれる。
実はバイクの契約も済ませ、ヘルメットも購入した。バイク用品も少しずつ買い揃えていっている。先行投資として結構な費用はかかるが、日常的な通勤がバイクになり、生活費も浮くことになる。計算上は数年で元を取れると考えているが実際はどうなるのだろうか。

最近の余暇の時間も変化が生まれた。
インスタグラムやYouTubeでバイクに関する情報を集めるようになった。
こんなバイクがかっこいいとか、おすすめの商品や、バイクに乗る上での注意点など。
特にYouTubeでは「バイク 初心者」と打って出てきたものをよくみる。
そこでは初心者によくある失敗が動画に収められている。そのにはいわゆる立ちゴケなどの失敗・事故の瞬間が映されているものが多い。明日は我が身と戒めの意味を込めて見る。寝る前にそういった動画を見ることが多いのだが、気持ちが昂っているのか眠れないこともある。

コメント欄をついつい見てしまう。
そこにはほかのSNS同様、匿名性を利用した高圧的なコメントも多く存在する。
公道に出ないで欲しい。免許を返してこい。二度と乗るな。
確かに運転者に非があるものも少なくない。公道で他人を巻き込みかねない運転をしてしまっている初心者もいる。しかしそんなものは玄人も同様だ。

先日、初心者らしき女の子が原付で転けた場面に出くわした。バイクを起こすのを手伝って安全なところに退避させてあげたのだが、乗るなとは感じなかった。ただ練習はいるし、もっと安全確認は必要だとは思った。
通勤時に片側3車線の真ん中を走る場面があるのだが、その道はよく渋滞をする。流れが止まったり、低速で動いていたりするときに30キロは超えているのではないかという勢いで私の左側をすり抜けていくライダーがいる。流れがスムーズな時にぴったりと後ろに張り付かれたこともある。バイクをカスタムした私よりも一回り以上年上の男性で、明らかに初心者ではないのがわかる。その人にはバイクを降りろと思う。

大人になってから、何かを反復して体に染み込ませる作業の難易度は格段に上がる。だから何度も失敗をしてでも諦めずに挑戦する姿は尊敬に値すると思う。
偏見かもしれないが、玄人の方々で初心者に偉そうに言っている方々は自分が若くて何事も吸収が早かった時期に習得したのではないかと思う。そういう方々には今から初めてのスポーツに挑戦してもらいたい。それでも偉そうにできるだろうか。

話が散らばってしまったが、とにかく初めてのことに挑戦するのは楽しい。
そして挑戦する姿は輝いて見える。自分も輝いているのだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?