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いま【風の時代】らしいので、ちょっと調べて咀嚼してみた

風の時代って何だ?

【風の時代】という言葉をはじめて聞いたのは、たしか去年(2020年)の12月。これまでの【地の時代】が終わって、2020年12月22日から【風の時代】になる。その数日前だった。

なんか知らないところで時代が変わろうとしてた。しかも数日後には【風の時代】。もともと【地の時代】だったことすら知らないのに。というわけで、すこしは知っておこうと思って調べてみることにした。

「風の時代」というキーワードでネット検索をかけたところ、わりと多くの記事が見つかった。どうやら「占星学(せんせいがく)」という、星占いの分野で使われている言葉のようだ。テレビでよくやってる12星座のランキング。あれの完全版みたいなイメージ。


占星学

占星学は星占い。空(天体)の動きを見て占う。天体が動く。つまり天動説がベースになっている。

生まれた瞬間の「天体の形」。これが自分を定義する。以後、天体の動きとともに生きていく。生きていくなかで、天体が「良い形」のときと「悪い形」のときが訪れる。天体は循環している。だから良い形と、悪い形のタイミングが何歳なのか計算できる。「あと2年後にチャンス来ますよ!」とか、「8年前ぐらいに大病しましたか?」とか言えるのは、こういうことなのだと思った。


サイクル

占星術の世界では、人間は12年というサイクルを持っているらしい。このサイクルを10周する(120年)と、人間の一生。そういう考え方。めちゃくちゃ長生きだな。でもその折り返し地点(60年)が「還暦(かんれき)」だったので、妙に納得できた。

さらに「時代」のサイクルがある。だいたい200年~240年周期。それぞれの「時代」には、季節における春夏秋冬のように名前がある。それが、火・土・風・水。で、今が【風の時代】というわけだ。さらに200年後には【水の時代】が来て、そのまた200年後は【火の時代】。という具合に循環する。


【地の時代】

1842年から2020年12月21日までに生まれた人間は【地の時代】を生きてきた。【地の時代】は「金銭」「物質」「権威」などが特徴なのだという。【地の時代】に入ってから近代化が世界的に進んでいく。産業革命が象徴的。

また【地の時代】には、「安定感」「基盤」「経済活動」「現実」というテーマもあるらしい。要するに、資本主義社会。この言葉がいちばんしっくり来る。日本人なら、会社の終身雇用制度や学校教育制度など。旧態依然としたシステムも連想してしまう。

安定したサラリー(給料)で、ある程度には不自由しない生活。ルールさえ守っていれば、社会基盤の中で安全に暮らしていけるシステム。その基盤が「お金」である。【地の時代】は「お金」。これが解像度の低い個人的な解釈である。

この時代の問題点としては、システムを除外されると、基盤である「お金」が手に入らなくなることだ。「お金」が入らなければ、とうぜん生活は困窮する。結果、差別や貧困に苦しむことになるだろう。決められたルール。これを守らないと除外されるのだ。型にはまった感じも、この時代の特徴だと思う。


【風の時代】

1990年代からインターネットが爆発的に普及しはじめた。2000年はインターネット・バブルなんて言われていた気がする。まだ【地の時代】だが、もう終盤。【風の時代】が訪れようとしている。

【風の時代】は、「知性」「コミュニケーション」「個人」が特徴らしい。全世界にインターネットが広まって、世界中の人々がSNSで交流している昨今の流れは、まさに【風の時代】の到来を象徴する事象といえる。

また、「平等」「オンライン」「知性」なども【風の時代】のテーマという。契約書や証券、書籍など、価値を持った紙がどんどん電子化している。それはまるで、納まっていた容器(物質)から飛び出して自由を手にいれるイメージ。今後も、価値を持つあらゆるものが電子化、オンライン化されて行く気がする。


まとめ

いま(2021年現在)生きている人間は、約200年後の【水の時代】まで生きられない。ということは、【風の時代】にうまく適応できれば勝ちだ。だからこの時代で、精いっぱい快適な人生を過ごしたい。そのためには、【地の時代】の概念が廃れて、【風の時代】のルールに置き換わっていくことを理解する必要がある。

これまでの常識や価値観が大きく変わっていく。仮想通貨、コロナウイルス、異常気象、副業(複業)、ジェンダー、ノマド、個人ビジネス、非婚化など、適当に言葉の羅列も、すべては「枠組み」から「自由」へとベクトルが向いているように思える。今後はカテゴライズが無意味化するのかもしれない。

インターネットで得た知識でカスタマイズされた個人。それがブランドとなって自由に世界中と交流する。そういう時代を生きることになるだろうし、もうなっている。

これが個人的な【風の時代】の解釈。

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