困った人たち(エホバの証人)その8(宗教2世こころのキズ②)
私には幼少期から小学生くらいまで
の思い出というものがほとんどあり
ません。楽しい思い出よりも、いや
な思いや、つらかった事の方が多す
ぎてマスクしちゃってるのかもしれ
ませんね。
その頃の普段の生活は、エホバ狂の
熱心な信者である母親の宗教活動に
無条件で従わざるを得ません。詳し
くは覚えてませんが、たしか夕食前
の1時間は聖書やインチキ臭い書物
を読まされ、土曜日は朝から伝道活
動といういわゆる機関紙の訪問販売、
曜日は忘れましたが、平日夜週2回
と日曜の昼に王国会館とばれる集会
所に行き、2時間くらいの洗脳教育
を受ける。子供ですから、夜につま
らない話を2時間も聞かされれば眠
くもなるわけですが、居眠りでもし
ようものなら母親から太ももあたり
を容赦ない強い力でつねられ、起こ
される。泣きそうになるほど痛かっ
たですよ。児童虐待で有名なカルト
教団ですから、それ以外にも鞭打ち
なんか普通にされてました。そうし
た一連の洗脳教育カリキュラムは、
天気なんかに左右されません。雨の
日も雪の日も休まずに行われる。吹
雪の日なんか本当に辛かったです。
私の子供のころなんか冬の履物とい
えば長靴しかありませんでしたから、
長時間外を歩かされて、常に足の指
は霜焼けだらけでしたね。
そんな生活なので、近所の子や同級
生と遊んだり、一緒に過ごす時間も
著しく制約されていました。みんな
が競い合うように読んでたマンガ週
刊誌なんかも買ってはもらえません
でしたし、テレビを見る時間だって
制限されるので、周囲と話が合わな
い。日曜日に行われることが多い子
供会や町内行事にも参加できない。
そのうえ普通行われるであろう家庭
内教育よりも洗脳教育が優先される
ため、一般常識が身についていない。
未だに漢字の書き順なんかデタラメ
ですし、箸の持ち方だって大人にな
ってから直したくらいですから。
まわりの大人、特に学校の先生から
は「特殊な家庭に育った非常識な子
供」として変な目で見られてました
ね。幼少期にはそんなことありませ
んでしたけど、小学生も高学年に近
くなってくると、だんだんとそれが
コンプレックスになっていきました。
同時に。。。ここが重要なポイント
です。次第に母親に対しての不信感
が募っていきます。幼少期にはなか
ったこの感覚。それでもまだ子供で
すから?この時期いちばんの頼りに
なるはずの、自分を守ってくれるは
ずの母親が、日常的に意にそぐわな
い洗脳教育を強制し、虐待行為を行
うわけですから。これは恐怖でしか
ありません。でも、まだ子供なので
どこに対して「助けて」といえば良
いのかがわかりません。苦悩の日々
が続きます。
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