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困った人たち(エホバの証人)その7(宗教2世こころのキズ①)

私の母親は結婚後まもなく、エホバ狂に
入信したようです。理由はおそらく何ら
かの精神障害か人格障害により社会に適
応できなかったからだと思います。
母はいわゆる地方の豪農の家に生まれま
した。広大な土地を所有し、常に何人も
の小作さん達が住み込みで働いているよ
うな家です。想像つくでしょうか?
その家も、第二次世界大戦の敗戦によっ
て田畑はすべて失い没落するわけですが、
戦前戦中の幼少期は何不自由なく生活で
きたでしょう。なにせド田舎だというの
にバレエなんか習えてたくらいですから。
そして地元の小中高を経て東京の短大に
進学します。当時としてはとても豊かな
恵まれた家庭に育ったのだと思います。
しかし、驚くことにその母には幼少期~
小中校~短大にいたるまでの間、普通で
きるであろう「友達」というものがおり
ません。多少はいたのかもしれませんが、
私はそういう方を見たことも、存在を感
じたことも、一度だってありません。
これも想像ですが、母は良家に生まれ6
人兄弟の中で唯一の女児であったがゆえ
に、変な特権意識?プライド?のような
ものを持ってしまったうえ、一種のサイ
コパシー?的な素養もあるからか、けっ
こう言葉の端々に毒があるんですよ。
無意識のうちに相手を傷つけたり、自己
中心的なふるまいが多いため、本当の友
人が出来なかったのではないかと思いま
す。それは卒業後の就職先でも同じで、
2社に就職したもののどちらも短期間で
辞めてしまっています。
自分が社会に適合できないことには気付
いてはいたのでしょうが、悪いのは自分
じゃなくて周りの人なのだというふうに
自己と向き合うことができない。自己を
確立できぬまま大人になり、周囲との関
係はいつもギクシャクしてしまう。そん
な時に出会い、優しい言葉をかけてくれ
たのが・・・エホバ狂の人達だったので
はないかと思います。
自分の言動に宗教的な単語や教義をまと
わせれば欠点はカバーされて見えなくな
るし、信者になることによって今まで作
れなかった友人・仲間を得ることにまん
まと成功したわけです。入信するまでの
二十数年の人生で叶わなかったことが一
瞬にして実現できた。その成功体験こそ
がカルト宗教に盲目的にのめりこんでい
く原動力になってしまったのではないか
と思います。

私は不幸なことに、そんな母親の子とし
て生まれてしまいました。そして悲惨な
幼少期を過ごすことになるわけです。
書いててだんだん気分が悪くなってきま
した。今回はこのあたりまでにしておき
ましょうかね。

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