芸能人、炎、自転車レース、蜘蛛の糸

豪華な家のリビングルーム。
黄色いTシャツ姿のジミー大西さんと、楽しくじゃれ合っている。
一緒に写真を撮りたいと言うと、ニコニコうなずいてくれる。

ベージュ色の革張りのソファに並んで座る。
右手を伸ばしてスマホを操作する。
2人の顔がなかなかうまくフレームにおさまらない。
ジミーさんの顔が曇りはじめる。
謝って、撮るのをあきらめる。

-----場面転換-----

薄いフローリングがぎしぎしと鳴る一軒家。
床や天井の隅で剝き出しになっている電気配線から、青白い炎。
はやく消さなきゃ。
水を汲みに行こうと襖戸を開けると、もうもうと煙が巻き上がる。
こりゃ、もうやばい!

-----あわてて目覚めて、また眠る-----

長距離自転車レースの、休憩ポイント。
白人のお姉さんとおじさんが、駆け寄ってサポートしてくれる。

先頭をゆく女性選手は、そこで止まらず先を走ってる。
チームメイトの笠松将さんが、どうしますか?と聞いてくる。
先は長いから休みましょう、と答える。

子犬が路の脇でおしっこした。
僕もしよう。
震災で傾いた浦安の交番がすっぽり納まりそうな、巨大な白いポリタンク。
上に1メートルほどの口が開いていて、選手たちは3、4人ずつ、そこにおしっこしている。
イタリア人っぽい禿頭のおじさんが、顔を赤くして怒鳴ってる。

日焼けした、黒髪で目の大きい女の子が、左側から覗いてる。
僕のちんちんは太さ5センチほどの透明なビニールホースになって、大量の透明なおしっこを勢いよく、タンクに注水する。

-----場面転換-----

落葉で地面がふかふかしてる、曇り空の森のなか。
大木の枝に、蜘蛛の糸で、大きな哺乳類らしい何かが絡め取られてる。
数年前の夢でJちゃんが着ていた、ポンチョの柄に似ている。

横にいる白髪の、博士のような、仙人のような人が言う。
「大丈夫、うまくいっているから、何も心配するな。」


おわり

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