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MOON WAVE 制作記

久々のシングル曲『MOON WAVE』の制作のことについて書きます。

まず、制作が始まったのは、このインスタ動画から察するに2020年4月。
「コロナ禍」というフレーズが徐々に深刻さを増して、最初の緊急事態宣言から1ヶ月ほどたった頃です。

家で過ごす時間に飽きてきて、なんとなく作り始めました。

とにかく、奇をてらったものや流行、ギミックみたいなものに、どんどん興味がなくなり、自分の中から湧き上がるものにしか興味が湧かない。そんな時期でした。

さらに、このときは、PANORAMA FAMILYの作品も同時進行で進めており、2つのシングルと、1つのEPを出して、最後にアルバムをリリースするという鬼のスケジュールでした。(4ヶ月連続でリリース&プレスリリース、MV製作、ミックスチェック、マスタリングチェック、ジャケット制作、宣伝...etc)

PANORAMA FAMILYでボーカル録音用に新しいプリアンプを買ったので、それをギターやベースにも通していて、特にベースはその特徴がよく出ていると思います。
エレキベースを弾いたのですが、サイン波のような音色にしました。固めのビートにこういうベースの音色は自分の大好きなもので、定番って感じです。そのときの感情的に、そこに個性は必要なかったです。
こういうビート感って自分にとってはパタゴニアのバギーズ、ディッキーズ874、redkapのpt20とかみたいなもんです。the定番。(ボトムだけに)

エレピも生で弾きました。
このときに弾いたコードが自分でも分からなくて、のちにライブ練習用にコードを探ろうとして、かなり大変な目にあいました。特にキメの4つのコード。感情のままに弾いて作ったら、分数コードとかややこしいものになってました。

ギターは、シンプルに、それでいてメロディはスキャットでユニゾンできるものにしました。ジョージ・ベンソンとかがよくやることですが、それをこういうヒップホップビートに落とし込みたかったんです。

ギターソロとソロの音色は悩みに悩みました。
ただおしゃれな感じ、で終わりたくないし、もっとガツンとくる感じにしたくて。

それで、いろいろやった結果があれです。ちょっとチープな歪みで、音使いも難しいことはやらずに、とにかく勢い重視。


自分でも気に入ったものに仕上がったと思います。


ジャケットの写真は自分が撮った東京湾の写真です。
波が月面みたいだなと思って採用しました。

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