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『FRESH feat. Sequick』 制作記


一つ前のシングル曲、『光る波 feat.柳田久美子』の7インチの制作が2012年だったので、約8年ぶりにシングル曲をリリースしました。



この曲を作り始めたのは2015年の冬です。
ちょうど初めての写真展をKit Gelleryで行う直前で、ビートを作ってもらうアズマさん(Small Circle of Friends)と渋谷の駅前のCafe Miyamaで打ち合わせをしたときに、個展のフライヤーをお渡ししたことを覚えています。


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自分のスモサ愛はこのTOMMY HONDAとアズマさんの対談を読んでもらうとして、制作の話の続きを。

まず、この曲を作るに当たって、アズマさんに打ち合わせでお願いしたのは、「ピアノっぽいもの、ソウルフルなもの」とかだったと思います。自分としては、なんとなく、『Design』の「満たそう」という曲のような雰囲気をイメージしていたんですが、送られてきたビートは、ちょっと違って、でもそれが自分じゃ作らないようなビートだったので、これを選びました。

このときは、「リリックは手書きでコンポジションノートに書く」という決まりを自分に課していたので、iPhoneのメモなどには書かず、ノートに書きました。ちなみに、このノートは幡ヶ谷の友人の店PALETOWNのオープンのときに買いました。「Theアメリカ」って感じでとても気に入っています。

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では、リリック解説を。

ますだおかだのおかださんのギャグ「閉店ガラガラ」を入れたのが気に入っていて、ライブではミキサーのフェーダー切って声だけにしたりすることもあります。
あと、「笑っちゃいけない ガキ使の反対」ってとこは、年末のダウンタウンの「笑ってはいけない〜」 の反対、つまり、笑ってくれよって意味です。人生しんどいこともあるけど、なるべく笑ってたいなっていう。


次の3つは同じような意味を違う表現で伝えています。
「マンホールの蓋 遊ぶオーリー」
これは、スケボーでなんにもない場所の道路で滑ってても、マンホールをオーリーで飛び越えて遊んだりすれば楽しいので、目線さえ変えればなんでもおもしろがれるよねっていう意味です。

「つまんないなら書き換えるストーリー」もし、人生が舞台やドラマだとしたら、渡された台本がつまんないなら勝手に書き換えてしまえってことです。

「ミラーがないなら探す夜のショーウィンドウ」ダンスの練習したくても、スタジオも大きな鏡もないなら、夜のショーウィンドウに写せばいいじゃんって話で、つまり、「あれがなきゃできない」とか、そういう愚痴より、工夫して楽しめば良くない?って意味です。


リリックを全部解説するのは大変なので、こんなとこでひとまず終わりにします。

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