八雲なみは、生き写しなのか

*かなりのネタバレ要素や妄想話がかなり入っていますので、まだプレイしていない方やこういったお話が苦手な方、ここで戻るのをお勧めします。








この表題から拝読に来て下さった方ありがとうございます。
先日からアイドルマスターシャイニーカラーズに実装された『七草にちか』というアイドルのストーリーが実装されましたが、彼女をプロデュースしていくとあるアイドルの名前がしきりに出てきます。

八雲なみ


にちかが、最も憧れ最も目標としている過去の人物。ただ、にちかのシナリオを進めて行くと目標と言うより、依存症とも言うぐらい彼女の遺志を継ごうというほど酔狂しています。
八雲なみのステップを無理にでも、自分のステップへ取り入れようとするぐらいに。
しかし、そんな八雲なみというアイドルは、活動期間は僅か、流れ星の様に光ってはすぐ消えてしまったアイドル。また、オーディションに中々受からずくすぶっていた。ただ、当時のプロデューサーが強引なプロデュースにより、売れ出したアイドルだと。
ここまで書いて、あるアイドルを思い出す方もいらっしゃいませんか?
私は、八雲なみがユッコこと岡田有希子に見えて来たのです。

岡田有希子

1980年代後半に、彗星の如く現れ、国民的アイドルにいつかなるのではないかと言われたアイドルです。
1984年には新人音楽賞など多くの賞を総なめにし、レコード大賞も近いうちに受賞すると多くの方は思いましたが、それは叶わず。誰も信じたくない結末を彼女自身が決断してしまうのです。
それは、後に社会問題となり国会でも答弁された内容であったと私の親から聞いております。
ただ、岡田有希子と八雲なみの何処に関連性があるのか?
まず、活動期間。

八雲なみは、にちかのwing決勝後にプロデューサーから近いうちに彼女の活動期間より長くなるという描写があり、かなり短かったというのが分かります。

岡田有希子は、デビューが1983年そして最後の活動年は1986年と3年弱程度ととても短い活動期間です。その僅か数年の間にオリコンチャート1位やドラマの主演や色々なCMに出演などお茶の間に彼女の流れない日はないという程にシンデレラストーリーを走っていたのです。

さて、次はシンデレラストーリー。
八雲なみは、現在社長である天井努に見いだされ、プロデュースをしていた。しかし、彼女はオーディションに中々受からない様な何処にでもいる少女であった。
実は、岡田有希子も同じ。中学生の頃から芸能界入りを考え、色々なオーディションを受けたが、殆どがどれもあと一歩だったという。しかも親の反対により、当時のアイドルへの登竜門と言われたスター誕生への本戦出場を棄権させられた事もあったほど。更に、親から難題とも言える課題を課されるも努力で乗り越え、予選で目をつけていたある芸能事務所から後押しとなり、高校生の頃にアイドルデビューを勝ち取ったのです。

ここまで書きながら、どうして八雲なみが、リアルにいた岡田有希子と重なったのか、それはにちかシナリオのある部分でした。

にちか1ここで、私は疑問に思ったのです。

なぜ、役職名に敢えて’録音技師’とつけたのか?
本来なら、ただのスタッフでいいはずが、八雲なみを知る録音技師というキーマン。現実で言えば、ある人物と重なったのです。
まず、岡田有希子に最も曲を提供していたのは、竹内まりや
さて竹内まりやの旦那さんと言えば、どなたか……
今も第一線で活躍し、音に煩く面倒くさい歌手としても有名な山下達郎
私は、山下達郎がメインパーソナリティーを務めるラジオ番組のリスナーなのですが、この番組は年に数度奥さんである竹内まりやを呼んで夫婦放談が行われます。
この放談の際、必ずリクエストされるのが岡田有希子の曲。八雲なみと同じで今も熱狂的ファン達によって彼女の曲は忘れられずリクエストされております。しかし、これ以上に八雲なみと岡田有希子が重なる瞬間があったのです。
それは、2020年11月3日に放送されたFM FESTIVAL 2020 MUSIC CHRONICLE竹内まりやと辿る音楽の50年より
昨年、岡田有希子に提供した楽曲のセルフカバーアルバムを発売し、それに纏わるトークの際、彼女の想い出をこう語っていたのです。
’名古屋から上京したばかりの溌溂とした姿をよく覚えている
ゆきこちゃんには思い入れが深くて安易な気持ちでカバーできなかった
しかし、事あるごとに彼女のファンからゆきこちゃん、彼女の曲をうずもれさせたくないからぜひカバーしてくれと
33回忌を終えて、そういう形で彼女の曲を彼女に捧げる形で3曲選んでターンテーブルに入れました
ほんとうに可愛らしい子でしたね。今でも岡田有希子のあどけない顔を時々思い出すのです’

しかし、旦那である山下達郎は、竹内まりやが彼女の曲にコーラスなどで参加している関係でレコードにも帯同していたのですが……以下のように述べているのです。
『この人は、なかなか憂いに満ちた声なんだなって僕はその時思いました。』
夫婦で真逆の感想を抱いていたのです。
だから、私はB版のレコードを出した後に、録音技師の話をだして来たのが、この竹内まりやと山下達郎の全く真逆の感想を語っていた話を思い出すことに繋がったのです。そう、より八雲なみがリアルにいたかのような不気味さをより強く感じたのです。

にちかのシナリオをプレイしていくとなぜか現実にいるかのような惹き込まれる不気味さをもった読後感を思った方々もいたでしょうが、それは現実世界で忽然と消えてしまったあるアイドルの輝きやきらめきを今の私達に語り掛けるために不気味さを持ったシナリオにしたのではないかと思い、このまとまりのないただの妄想話を長く長く書いておりました。

さて、にちかはステキの国からやってきたリトル・プリンセスの跡を踏んで行くのか、違う道へ進んで行くのか、まだ目が離せないと思うのです。

以上、この様な記事を読んで頂きありがとうございました。








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