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量子コンピュータ

量子コンピュータは、今のコンピュータとは、別次元の発想で作らなければ単なる演算能力の向上で終わってしまいます。

量子コンピュータとは、物質の持つ粒子と波動の両方の性質を利用したコンピュータで、位相の状態の変化を読み取ることで計算するのですが、電子ひとつが記憶コアとして使えれば確かに今のコンピュータよりも小さくて早い計算能力になるでしょうが、ノイマン方式であるデータとプログラムを記憶して逐次に処理するならば限界があります。

新しい思想で開発する必要があるのです。

アインシュタインの相対性理論では、光速を越える事はできない事を元にして時間も空間も変化します。

それはとてつもない空間や速度では違いがわかりますが、身の回りでは変化には気づきません。

極小の世界ではどうでしょうか?

古典数学では解くことができなかった量子の動きを量子力学という学問が解き明かしています。

光の波長の長さよりも短い距離を光が移動した場合の速度は光の速度よりも早くなるのでしょうか?

それに答えることはできませんが、原子や電子、素粒子のさらに小さな世界があるはずです。

わからないことを追求しないで、存在しないことだと思えば楽ですが、わからないだけであるはずです。

脳の働きは神経細胞が電気信号による刺激で記憶したり指示を出したり清算や認知して生命を維持しています。最近の研究では身体の細胞一つ一つがネットワークを築き互いに連絡を取り合っているようです。

精神の働きは物理学では説明できません。第六感や予知、パターン認識などを科学的に研究して社会に活かそうとしています。

未来の量子コンピュータは、ノイマン方式と脳の働きを合わせ持ったハイブリッド方式になるでしょう。

脳の働きは不思議です。嫌な予感が当たります。ピンチには助ける知恵が出てきます。波長や波形に波動が出ているのでしょう。

目には見えない波が、他の脳に伝わり振動して共感を得てネットワークを築きそれぞれが必要な働きをするのです。

量子コンピュータも他の量子コンピュータとネットワークでつながりそれぞれの得意分野で活躍しながらもひとつになり人間社会に安全安心な社会を作る手助けをしてくれるでしょう。

量子コンピュータは、個性を持ったものになるでしょう。何故ならば学習能力は同じでも先生が異なることで個性を持たせるからです。

人間の仕事は、量子コンピュータ一台と共に学び、その量子コンピュータと共に働き共に死ぬのです。

サイズはスマホサイズでいつも持ち歩きます。健康管理もできます。制御装置として他の機械を制御します。

星新一さんに憧れて書きました。