Outer Wildsをプレイしてから気持ちの整理ができない。たぶんSteamゲーで一番面白いかもしれない。
・7日前に手に入れたゲームを70時間プレイしている……
つまりこの一週間、起床している時間の殆どをOuter Wildsで生活していた。
・Outer Wildsって何だ？
という人の為に説明しておくと、ゲームです。
オープンワールドミステリーというジャンルのゲームです。
イギリスアカデミー賞ゲーム部門で「ベストゲーム賞」を受賞していて、各ゲームレビューサイトでも非常に評価の高いゲームです。
・33年間生きていた中でたぶん一番面白いゲーム
Outer Wildsプレイ前はペルソナ3が一番だった。
そもそもジャンルが違うし、今初めてペルソナ3をクリアーした時の感動を味わえばOuter Wildsより面白いかもしれないけど。
少なくともSteamで買った100作品以上の中では一番面白い。
・Outer Wildsは最初、糞ゲーだと思っていた
1日10時間と言ったけど、Outer Wildsの初日はそんなにプレイしていない。
「探索ゲーじゃん。魔女の森とか青鬼とか脱出ゲーとか、そういう類のゲームだろ。訳わかんねー場所を片っ端から調べていけば進んでいく奴だろ。よくあるインディーズゲー。はい糞ゲー確定！」
これが初日の感想だった。
そしてSteamで詰まれていくゲームの一本になるハズだった。
・Outer Wildsに美少女は存在しない
存在するのは目が４つ付いているエイリアンだけ。
主人公も同じエイリアン。恋愛要素なんて無い。恋の駆け引きなんて無い。
ハッキリ言っておくが、美少女の存在しないゲームなんて今時流行らない。
どんなゲームでもとりあえずは存在させておく。
美少女でなくても、少なくとも魅力的な女性キャラは置いておくハズ。
だけどもOuter Wildsには異性らしい異性が登場しない。
・このゲームは不親切である
ゲームが始まると、たき火とエイリアンが視界に入る。
話しかけると自分が宇宙飛行士的な存在であると知る。
一通りのチュートリアルが終わると、宇宙船に乗る事ができる。
いくつか星が存在しているので、どれか好きな場所には行く事ができる。
・「……？」って感じになる
着陸失敗して死ぬ事もあれば、太陽に突っ込んで死ぬ事もある。
探索中に突然死ぬ事もある。
壁に何かが書かれていても、内容がよく分からない。
言っている用語が分からない。
理由は分からないが、記録として残されているのは会話形式の物が多い。
面識のない見知らぬ人から「そういえば、この前に言った事だけどさ～」と聞かれたら「は？ なんの話？ つーかお前誰？」ってなるでしょ。
そんな感じ。長い会話の一部を断片化として残されている感じ。
・このゲームは不親切である
目的が提示されない。
死ぬと一番最初からやり直し。
同じことの繰り返し。
変わった事といえばチュートリアルが飛ばせる事だけ。
「俺はローグライクでもやってるのか？」と思った事もある。
だけどもOuter Wildsには攻撃する手段がない。
何故ならばいつも自分を殺すのは燃えさかる太陽、どこからか流入してくる大量の砂、空気の無い宇宙空間そして軽い気持ちで飛んだ時の重力。
つまりこのゲームの敵は、自然。
自然を殺す事はできない。
・「……？」って感じになる
このゲームは一体なにをさせたいの？
何をしたらゴールなの？ どうすればエンディングになるの？
誰かに教えて貰おうと思っても、誰も教えてはくれない。
・このゲームは不親切である
星にはそれぞれ特徴があり、建造物には誰かが生活していた形跡がある。
よく分からないまま誰かが残した形跡や記録、そして創造物を探していく。
・「……？」って感じになる
生きている人がいない。
・このゲームは不親切である
生きている人がいないから、存在したであろう人々の記録を調べていくだけ。
・寝る前も、起きた時も、お風呂でも、Outer Wildsの事を考えていた。
いつもは12時前に寝るのに、ここ一週間は深夜3時まで起きていた。
調べると何かが分かる。それをメモに取る。
「明日は何を調べようか」とメモを見て考えながら眠る。
起きると枕元にメモが残っている。
それを見て、今日起こすべき行動を確認する。
外出したりお風呂に入ったりしていると、プレイ中に気付けなかった解決策を思いつく事がある。
思い通りになる事もあれば、見当違いだった事もある。
一見再現性がない問題もあったりするが、よく観察すれば当たり前の事を見過ごしていた事もあった。
Outer Wildsは死ぬと時間と共に最初から元に戻される。
ゲームが始まると、たき火とエイリアンが視界に入る。
星の位置も同じ。天候も同じ。
何もしなければ、この世界は全て同じ動作を繰り返す。
だけども私は違う。
私は少しずつ、この世界の真実を知る事ができる。
・Outer Wildsの世界を信じていた
Outer Wildsの世界に存在する全ての物には理由がある。
何故家が建てられたのか。
何故記録が残されているのか。
何故この世界は存在しているのか。
天候のメカニズムからその辺に転がってる石にまで理由がある。
まるで現実世界のように理屈がある。
だから心の底から信頼して、この世界の考察を続けられた。
・Outer Wildsって何だ？
という人の為に説明しておくと、ゲームです。
オープンワールドミステリーというジャンルのゲームです。
イギリスアカデミー賞ゲーム部門で「ベストゲーム賞」を受賞していて、各ゲームレビューサイトでも非常に評価の高いゲームです。
・33年間生きていた中でたぶん一番面白いゲーム
22分前までの記憶だけを辿れば、今までの人生で一番面白いゲームだと確信できるよ ～終～