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サイクリングボトルの保冷力アップ

 ようやく盛夏をすぎ、何とか日中走れなくもない気温になってまいりましたが、みなさん、サイクリングボトル、何を使ってますか?保冷力最強のポディウムアイス?さてここに問題が。
 ポディウムアイスは、高さが27cm程度。身長155cm弱の私は、フレームサイズが小さいため、ポディウムアイスが使えません。ちびっこは泣き寝入りせよというのか?さあ、ここで原価330円と少々の手間で、保冷力を大幅にブーストするソリューションをご紹介します!

百円ショップのペットボトルケースでボトルケージをカバーすればいいじゃない

原理はタイトルのとおりです。ご覧の材料を少々加工して、ボトルケージごと包み込みます。すると、当然のことですが、ボトルの取り回しに全く支障がないため、ストレスなく安全に扱えますし、傷む要素があまりないので、長持ち間違いなし。ボトルの壁面を分厚くできないなら、外側を覆ってしまえという発想です。

【材料】(全部百円ショップで揃います)
・ペットボトルカバー:セリアで売っているものを使っています。
・ゴムバンド及びマジックテープ:ここでは一体化したものを使ってますが、別々に買って縫い合わせてもOK
・バイアステープ

作り方

黒い紐は不要なので外します
縫い合わせている部分を切ります。
下から2cmくらい残しておきます。
百円ショップのものは縫製が粗いため、底の縫い合わせが解けてくるのを防止するためです。
切り残し部分も、手縫いでざっと補強しておくとよいです。
ボトルケージにかぶせたところです。
切り残した部分は、指で示した箇所にはまります。
切ったところを、バイアステープでカバーします。一番奥の狭いところは、仮縫いしておくとよいです。また、内側に織り込まれた部分(本来ペットボトルの肩にあたるところ)は縫い付けてしまわないよう注意。
縫いあげたところです。少々汚くても、見えない部分なので気にしない気にしない。
ベルトの位置を決めます。バタつき、落下を防ぎます。
ゴムベルトを通す位置はこちら。固定ボルトの上と中間です。
位置を決めたら、ベルトを適当に切って縫い付けます。ゴムベルトの端は、ライターなどで軽く炙ると、ポリエステルが溶けて固まり、ほつれにくくなります。
マジックテープは、本体側をソフトなギザギザ、かぶせる側をハードなギザギザにしたほうがよいと思います。ペダリングの際にタイツが傷むのを万一にも防ぐためです。
完成。上から見たところです。

肝心の保冷力は?

実際のサイクリングで使った感想です。
使用ボトルはポディウムチル(620ml)。コンビニのロックアイスを詰めたうえにスポーツドリンクを注ぎ足してのスタート。天候は晴れ。35℃くらいにはなっていたと思います。(garminが39℃になってましたが、日向で熱された温度かと)

 8時30分ごろにスタートして、2時間近くは氷がもちました!
 飲みながらのテストだったため、途中で水や氷の継ぎ足しをしましたが、ポディウムチルではライドの中盤~後半、どうしても「ぬる~っ」くなってしまうのが、最初から最後まで「冷たい!気持ちいい!」を保つことができました!(ポディウムアイス使用者からやっかみを受けたことを申し添えておきます)
 原価330円でこの効果はアリなんじゃないでしょうか。ミシンで縫う手間はありますが。。。洗うことを考えて縫ってますが、アイロン圧着タイプのバンドを使ったり、工夫すればもっとお手軽に作れるかと思います。
 またまた、ポディウムアイスにこのカバーをかけたら、どれだけ保冷効果があがるか、楽しみです。

 製作時間は1時間半程度。ぜひやってみてください!

補足

ファスナー横空きのタイプのペットボトルカバー。一見、バイアステープつけなくていいし、これが最強では??と思ってしまうんですが、使えません。このタイプは、平置きだと目立ちませんが、ファスナーを締めて円筒状にしたとき、肩がペットボトルに沿うように、かなり窄まっています。買って試した私はあきらめました。

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