「力の指輪」エピソード3 用語解説

引き続き、「力の指輪」で説明なしに登場した用語の補注を作成します。エピソード1,2で登場したワードについては前の投稿「力の指輪」を楽しむための歴史解説をご覧ください。
※ネタバレしないように注意しておりますが、やらかしたらすみません。

ヌーメノール

中つ国と至福の地アマンの間の海に浮かぶ島です。
「力の指輪」劇中では先の大戦とされている、メルコール(=モルゴス)との戦いで、ヴァラール(及びエルフ)側について戦った人間に、褒賞として与えられました。(摂政女王ミーリエルが、みずから勝ち得たものと誇っていたのはこの由来に基づくと思われる)
原作設定では、ヌーメノール人は、ヴァラールからこの島のほかに褒賞として、通常の人間の3倍程度の長い寿命をもらいました。「力の指輪」中ではどうなっているかは不明です。

エルロスについて(エルロンドとの関係)

ヌーメノール王家の最初の王は、エルロスという人物で、エルロンドの兄弟です。前の投稿「力の指輪」を楽しむための歴史解説(2)の最後に人物関係図を掲載しているので、ご覧ください。
エルロンドとエルロスは、人間とエルフの混血です。人間かエルフか選べと言われたときに、エルロンドはエルフ、エルロスは人間としての生を選び、それぞれの寿命が定まりました。そして、エルロスはヌーメノールの初代の王となります。
ヌーメノールの学び舎の絵に、エルロンドが描かれており、ガラドリエルが「兄弟と友達」と言ったのはこの由来です。

エアレンディルとエレンディルの名前が似てるんですが

全くの別人です。
エアレンディルは航海者エアレンディルと言われますが、「力の指輪」で描かれている時代には、既にお星さま(船首にシルマリルを掲げ、空を航海し、明けの明星、宵の明星として見ることができる)となっています。

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