見出し画像

カフェ店主が考える自由な働き方とは?

もうすぐ独立して4年、自分で囲碁カフェを始めて3年が経とうとしています。ここにきて「自由なはたらき方」についてよく考えるようになりました。ちょうど投稿コンテストがあったので、便乗。


独立する前は、派遣社員として働いていました。
なぜ派遣だったかというと、海外に行ってDJとして音楽の勉強をしたいと思っていたからです。
見たいアーティストがいれば、10日くらい休んでヨーロッパにいったり、アメリカにも行っていました。

その時の方が時間もお金もゆとりがあったように思っています。

家業を継ぐか継がないかとなったときに、囲碁なんてやったことがないし、そもそもかっこ悪いという認識だったので、辞めちゃっていいや。と思っていましたが、家族が繋いできたものを簡単に捨ててしまってもいいのか?と疑問に思い、最終的には自分にしかできない方を選ぼうという基準で選び、独立を決心しました。

今はどうかというと、店に関わる時間がほとんどです。
というのも、家業の碁会所から囲碁カフェに事業を転換したのですが、いずれにせよ「箱」というものを持つと、どうしたって固定費がかかります。人を雇って、自分は外周りのようなスタイルであれば自由になりますが、人件費それほど使える飲食店は、個人ではなかなかないと思います。

個人のサロンなど、予約が必要としているところは自分のさじ加減で開けたり閉めたりできます。しかし、飲食店となるとそうもいきません。
台風の時も、開けたり閉めたりにものすごく悩まなければいけません。そういう天気であろうと来てくれるお客様がいらっしゃるからです。

体調が悪くても簡単に休めません。だから体調管理には一番気を配っています。

さて、本題ですが「自由なはたらき方」とはなんでしょうか?
自分で好きな時に好きな場所で好きなことをしてお金をもらえるということでしょうか?

そう考えると、私の今の仕事は、「好きなこと」に関してはクリアしています。好きな時間というのは、先ほども書いたとおり、お店の営業時間にしばられるので、100%ではありません。好きな場所というのも、例えば、海外で働けるか?というと難しいですね。

カフェをやりたい。でも自由な働き方をしたい。
そういう人は、今後下記のような形でやっていけるのではと考えています。

1.何人かで場所をシェアしてカフェを開く
2.キッチン付きレンタルスペースを利用する
3.移動販売


1.何人かで場所をシェアしてカフェを開く
平日に時間の都合がつく人、週末だけの人、いろんな人が集まってお店を開くのは、お金も個人でやるよりも安くお店を開業できます。
しかしながら、共同経営のような形だと問題に発展することが多々あるため、細かなルール決めが必要となります。物の置き場一つとってもそうですね。しかし、メリットもあり、自分の当番の曜日以外は自由な時間ができます。その間にほかの仕事をしたり、趣味の時間を持つことも可能です。

2.キッチン付きレンタルスペースを利用する
今は時間貸しでおしゃれなスペースを簡単に借りることができます。
ただこの場合は、友達をたくさん呼べるなど、集客力が必要となってきます。普段カフェとして営業していないところを借りるわけですから、どちらかというと、自分でカフェをやる前にテスト営業のような形での利用をお勧めします。固定で日程を決めて営業すれば、固定のお客さんもついてきます。

3.移動販売
マルシェなどに車で行って移動カフェをやるのもお勧めです。
この場合は、まずキッチンカーが必要となるので、初期投資はある程度お金がかかります。しかしながら、お店の固定費を考えると、車1台と駐車場代、マルシェの場所代で済むので、お店を持つよりも初期投資は安く済みます。

私は今、完全にはたらき方を自由にできているわけではありませんが、近い働き方はできていると思います。
それは独立しているので、自分で仕事を選択できるからです。
お店の営業時間はありますが、サラリーマンよりも朝の時間はたくさんあります。その時間に音楽、読書、勉強、ジム通いをすれば、やりたいことはほぼ賄えています。

今はインターネットも普及してPCだけで生活できる人はどこでも仕事ができますが、お店を持っているとなかなか難しいですね。
だからこそあきらめずに「お店を持っていたって、こんな働き方ができる。」ということを模索していきます。

サポートして頂いた皆さまには後悔させません!