【チベット語アウトプット日記】ツェワン・ノルブの歌詞翻訳⑤
さてまた空いてしまったnote。
続けることが命。続けられないなら命が無いも同義。
ほっそーい生命力を切らさないよう取り敢えずまた訳してみる。
Bメロ 三行目 ཕ་ཡུལ་ཕྱོགས་ལ་ལོག་ནས་འགྲོ།
ཕ་ཡུལ་は「故郷」。何度も出てきた。
ཕྱགས་は「方向」。つまりཕ་ཡུལ་ཕྱོགས་で「故郷の方向」。
ལ་は場所を表す助詞。ཕ་ཡུལ་ཕྱོགས་ལ་で「故郷の方向に」
ལོག་は「戻る」。ཕ་ཡུལ་ཕྱོགས་ལ་ལོག་「故郷の方向に戻る」
ནས་は起格の助詞「〜から」。これは出発の場所としての「から」だけなのか、理由の「から」としても訳していいのか謎。
これが分からないと訳しようがないのだが…
འགྲོ་は普通動詞の未完了形「行く」。
ནས་の訳し方
ここでやっぱり味噌になってきたのがནས་
レッスンでならった「(場所)から」という訳し方だとしっくり来ず、かといって理由の「(だ)から」はどうやら違うようで。
ここで中国語訳を見てみると、ནས་の訳が「後」となっている。
オンライン英語ーチベット語辞書を引いてみても、ནས་の訳に「after」とある。
このオンライン辞書の使いにくいところが、例文が載っていないためどういう使われ方をしているのかさっぱり分からないのだが、載っている語とおりに訳してみると、
ཕ་ཡུལ་ཕྱོགས་ལ་ལོག་ནས་འགྲོ།
故郷の方向に戻った後に行く
訳は下手だし全く詩的でもないけど、なんとなく分かるのが、
どこかしらの都会から自分の故郷に戻ってから(あなたの場所に)行くって感じかな。
だんだんお正月に故郷に戻るのを楽しみにしている様子が伺えてきた。
果たしてそれが本当に楽しみにしてなのか、また別の気持ちを抱えているのかはまた今後。
ではまた!
མཇེལ་ཡོང་།