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私が一度デュエル・マスターズから離れた理由

私はカードショップに7年ほど勤めておりました。

色々なTCGに触れ
たくさんの方々と出会い
数え切れないほどの経験を積ませていただいたのですが…
今回は私の実体験をnoteに纏めてみようと思います。

対面が人間である以上、
良くも悪くも人間関係にモチベーションが大きく左右される
というお話です。
※ただしTCGを嫌いになった事は無いと断言しておきます。

また現在は元気にデュエマを楽しんでいますので
皆さんが同じ経験をしたらどう思うのか、
TCG初心者の方も経験者の方もちょっと想像してみて欲しいお話。

◆デュエル・マスターズとの出会い

今でこそTOYGER ProsでTCGプレイヤーとして活動している私ですが…
カドショ店員として働いていた頃の基本業務は
・レジ打ち
・カードの在庫整理
・掃除や雑用
がメインで他TCGの担当であり、デュエマの担当ではありませんでした。

仕事でもほとんどデュエマを触っていない、
そんな私がデュエマを始めたいと思ったキッカケは“禁断機関 VV-8”との出会い。


仕事の一部でしか無かったカードがアニメCGで動いてるのを観て一目惚れでした。

当時のストーリーも大好きで、中学生のお客さんの子達に
『ルール教えるよ!一緒にデュエマしよう!』
と誘われたのが決定打になったのを今でも鮮明に覚えています。

新しいTCGに触れるのは本当に楽しいものです。

どうしても“VV-8”のデッキが組みたかったので
仕事終わりには沢山パックを買ったし、
土日には誘ってくれた学生の子達にもオススメのカードを教えてもらい、
私なりに試行錯誤して大切に選んだ40枚のデッキ。

“VV-8”をメイン“アダムスキー”をサブプランにした『青単VV-8
そう、これはまだVV-8が殿堂前のお話!笑

◆お前がデュエマを語るな

丁度デュエマのデッキが組み上がった頃にTCGプレイヤーの飲み会に誘われて行くことに。

今改めて顔を思い出してみるとこのメンバーが結構すごい面々で…
競技プロ登録されていた方や、大型大会の賞金獲得プレイヤーだった方などなど、実力派の集まりでした。

そんな飲み会に参加させていただける事を光栄に思っていたんです。

その中に1人デュエル・マスターズが始まった頃からずっとプレイしている先輩の方が居て、私もデュエマの話が出来たら良いなぁと思っていました。
仲間外れになりがちだった場で共通の話題を持てた事に浮かれていたとも思います。
結果としてこの考えは間違いだったと思い知ることに…

お酒が入るとなかなか話せないので、まだシラフの時に私は何気なく日常会話のトーンで

『最近中学生の子達に誘われてデュエマを始めたんですよ』

って言いました。本当に言ったのはこの一言だけでした。

こう言われて皆さんはどう返事を返しますか?
どんな返事を想像しますか?

私に返ってきた言葉は
デュエマを始めた?お前がデュエマを語るな』でした。

一緒に居た他の方にも『軽率に始めた〜なんて言ったお前が悪い』と言われました。

勘違いしないで欲しいのですが…この場に間違った考えはありませんし特定の悪者を作るつもりはありません。
大人しか居ないこの場において、それぞれの感情がぶつかっただけです。
お酒の勢いもあったかもしれません。

その方にとって長年大事に向き合ってきたデュエマに対し初心者が『始める』って簡単に口にして欲しくなかったんだなぁ。
と、すごく申し訳無い気持ちになりました。

それと同時に、私が仕事をしていく上で、普段から子供たちに教えてきた
『同じカードゲー厶で遊んでいたら友達になれるし、勝負をするときはライバルになれる』
この考え方では納得しない方がいるのかもしれないと考えさせられる出来事でした。

実際その後、その方と対戦する機会もありましたが…経験の差は大きく連戦連敗。
そんな中唯一勝てた試合も
『たまたま運が悪かった』で終わりました。

その後、数回しか遊ばずに私はデュエマからしばらくの間離れる事になります。

嫌になった訳ではなく、気持ちが迷子になったような感覚でしょうか…
恥ずかしながらいっぱい泣いた、酸っぱい思い出。

◆デュエマしたい!気持ちは突然に

人間の感情は当然ながら複雑で、落ち込むこともあれば
突然スイッチが入る事だってあります。

前述した飲み会での事件(?)の後、たくさんのお客さんや友達に誘われて私はまたデュエマと関わりながら現在に至ります。
ご縁あってプロプレイヤーという活動もさせていただけて経験ハッピー!

デュエマっていうコンテンツは本当に楽しい!!

打ち込む気持ちに差があれば衝突する事もあるかもしれません。
お互い人間で、それぞれの想いや意思があるから意見が一致しない事はあって当たり前。

ただ、カードゲームは対戦相手がいてくれて成立するものです。

相手の全部を理解する必要はありません。
でも歩み寄ることで距離が縮むこともあるかと思います。

いっときの感情や仕方の無いタイミングで辞めてしまったとしても、いつでも再開出来る。
それも含めて自由に楽しめるのがデュエマでありTCGだと実感した出来事でした。

今となってはとても良い経験をしたと思っていますし、今後のTOYGER  Prosのプロ活動にも活かしていけたらと思っておりますので応援よろしくお願い致します!  

以上、ぱんだ の思い出話でした。

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