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「ビッグモーター不正事件の真相―損保会社の黒い影」

No.90
BIGモーターの兼重社長が間違った方向に進んだ理由は、何なのか?

様々な要因が考えられますが、一つの可能性としては、過度な拡大戦略が挙げられます。

ビッグモーターは、全国に約300店舗を展開するまでに成長しましたが、その過程で内部統制やガバナンスが十分に機能していなかったと思われます。

兼重社長は、現場の状況や社員の不正行為に気づかなかったりと言ってますが、気づいても見逃したりしていたのではないでしょうか。

また、社員に対して不合理なノルマやプレッシャーをかけたり、パワハラをしたりしたことも、不正の背景にあったと言われています。

経営者として間違っていたことは、利益至上主義に走ったことだと思います。兼重社長は、自分の豪遊や贅沢のために、会社の利益を最優先しました。

しかし、その結果、顧客や社会の信頼を失いました。保険金の不正請求は、損害保険会社だけでなく、事故に遭った人や車を買った人にも被害を与えました。また、自動車業界全体のイメージも損ないました。兼重社長は、経営責任を取って辞任しましたが、それだけでは償いきれないと思います。

ESGの観点から兼重社長を検証したら、以下のような点が社会から評価を失うと思います。

環境面:兼重社長は、自分の豪邸や別荘、クルーザーなどで大量のエネルギーを消費し、二酸化炭素の排出をしています。

また、店舗前の街路樹に除草剤をまいたことで、生態系に影響を与えた可能性があります。

社会面:兼重社長は、保険金の不正請求で顧客や保険会社に不利益を与えました。

また、事故車の修理を不十分にしたことで、安全性や品質に問題が生じた可能性があります。

さらに、社員に対して不合理なノルマやプレッシャー、パワハラを行い、人権や労働環境を軽視しました。

ガバナンス:兼重社長は、自分と息子の副社長以外の経営陣に対して情報開示や意思決定の権限を与えませんでした。

また、内部統制やコンプライアンスの体制を整えず、不正行為や法令違反を防止できませんでした。

さらに、自分の利益や地位を守るために、株主やステークホルダーの利益を無視しました。
以上のように、兼重社長はESGの観点から見ても、非常に悪い経営者だと言えます。

企業の持続可能性をBIGモーターに当てはめると、持続可能性は担保できないと言えます。

なぜなら、BIGモーターは、不正行為や法令違反によって、環境や社会に対する責任を果たしていないからです。

また、不正行為や法令違反によって、経済的な利益も損なわれる可能性が高いからです。

さらに、不正行為や法令違反によって、信頼や評判を失い、顧客やステークホルダーとの関係が悪化する可能性が高いからです。

これらのことは、BIGモーターの長期的な存続や発展を阻害する要因となります。

したがって、BIGモーターは、持続可能性を担保できる企業とは言えません。

また、保険会社も関与している可能性はあります。報道によると、損保ジャパンがビッグモーターの不正を黙認したり、利用したりして、契約数を増やすための営業戦略にしていた疑いがあるということです。

損保ジャパンは、ビッグモーターの店舗に専任の担当者を置いて、保険金の請求や支払いをスムーズにするなど、特別な取り扱いをしていたとされます。

また、ビッグモーターの不正が発覚した後も、返金や調査に消極的だったということです。

もし、保険会社が不正に関与していたとしたら、法的な責任や社会的な信頼の失墜などの重大な影響を受けるでしょう。

また、自動車保険業界全体のイメージも損なわれる可能性があります。保険会社は、不正に対する厳正な対応や調査を行うべきだと思います。

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