闘病珍道中〜結核って私が?〜②
3年前の職場での健康診断でのこと。突然保健医から呼び出されて
「肺に浸潤影があるから、すぐ病院に行って!」
と。一応レントゲン写真を確認したら…右肺に墨汁をちょこっとぶちまけたときのような形のシミが…1ミリくらい?これが影??
まぁ、早く行けと言われたので、とりあえず町医者に相談することに。
結果、レントゲンでは判断がつかないとのことで、後日CTスキャンを行うことに。
まぁ、大したこたぁねぇだろ…とCTの結果を聞きに再び町医者へ。
すると
「今すぐ呼吸器内科で、結核を扱っているところに行きなさい!」
と、鬼気迫る表情の先生。え?マジで??
CTの画像を見ると、レントゲンでは小さなシミ一つだったのが、右肺にインクを吹き飛ばした様な影がが点在していた。
この「飛沫状浸潤影」は結核、または非結核性抗酸菌症」で見られる特有の影らしく、結核であれば、国の2類感染症なので、至急届出をしなければならない。
ここらへんで、ようやく事態の緊急性と重要性を自覚。すぐ、近くの市立病院に紹介状を書いてもらって受診した。
検査手順は以下の4つ。
①T-スポット検査
最初の結核菌の感染を記憶しているT細胞が、再度、結核菌に感染するかあるいは結核菌に特異的な抗原が体内に侵入することで、これと反応して短時間の内に“IFN-γ”という物質を産生するという免疫反応を利用した検査法です。
結核菌の感染が疑われるヒトから採取した血液から末梢血単核球(以下PBMC)を分離・調整し、このPBMCに結核菌に特異的な抗原(T-スポット検査の場合はESAT-6、CFP-10)を加え、IFN-γを産生するT細胞数を計測することで、結核感染の診断に当たって補助的に活用できる感度の高い検査法です。
最初の結核菌の感染を記憶しているT細胞が、再度、結核菌に感染するかあるいは結核菌に特異的な抗原が体内に侵入することで、これと反応して短時間の内に“IFN-γ”という物質を産生するという免疫反応を利用した検査法です。
結核菌の感染が疑われるヒトから採取した血液から末梢血単核球(以下PBMC)を分離・調整し、このPBMCに結核菌に特異的な抗原(T-スポット検査の場合はESAT-6、CFP-10)を加え、IFN-γを産生するT細胞数を計測することで、結核感染の診断に当たって補助的に活用できる感度の高い検査法です。(ちば県民保健財団HPより抜粋)
採血だけで、感染の有無を確認できる、最も簡易かつ初期に行う検査。こちらは陽性(つまり、感染している、ということ)
②喀痰検査
文字通り、痰の検査。
しかし、痰など出ていないわけで、無理やりネブライザーと吸引で出した。こちらは陰性。
③胃液検査
文字通り、胃液を取り出しての検査。
鼻からチューブを入れられて、シリンジで無理やり吸い出された。結果、陰性。
②と③が陰性だと「感染はしているけれど、発症はしていない」ということになる。
じゃあ、ここで終わりでいいじゃねぇか…と思ったら、次がまだあった。デカイのが…。
その検査は次号で。
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