ポルノグラフィティ#1 - 愛が呼ぶほうへ


ポルノグラフィティ / 愛が呼ぶほうへ

作詞: 新藤晴一
作曲: ak.homma

( シングル "愛が呼ぶほうへ"
アルバム "PORNO GRAFFITTI BEST RED'S" 他収録 )

私が初めてねだって買ってもらったCDが、
この曲を収録したシングルです。

ポルノグラフィティの曲というと、大抵ラテン調の曲とかアップテンポな曲かな?という印象になると思うのですが、
この曲は、分類するならばバラード曲。
優しく包み込むようで、そしてぐっとくるような曲。ピアノとストリングスが印象的で、イントロから優しい世界にひきこまれます。

私は、ポルノのこういう曲が好きです。特に、ギターの晴一さんが生み出す歌詞、ak.homma(本間昭光)さんの作る曲。どちらも大好きです。

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イントロとAメロのフレーズ。
イントロは、階段を下りていくようなコード7つに、最後が一つ上るようなコード1つの計8つ。Aメロでも同じコード進行が使われます。
始まって4つ目のコードが、心地いいというかぐっとくるというか、
勝手にポイントとなる和音だなぁと思います。

サビに行くと、ベースがいいなぁと思っていて、

僕を知っているだろうか
いつもそばにいるのだけど

だろう”か”の、”か”のところの音。それからその次の”いつ”の音に流れて、暗い和音から一度解放されるようなところ。
そして、”だけど”まで歌い終わったところの、半音上がってまた暗い和音(きっとマイナー調)に戻っていくところ。
この流れをどっしり支えているようなベースが好きです。

細かく書くときりがありませんが、
所々にある半音の移動や転調がとても心地よく、優しくてぐっとくるメロディ、曲だなぁと思います。

***

歌詞は、愛が呼ぶほうへ、というタイトルと、

My name is love

というサビの歌詞がキーなのかなぁと思っています。

何回も聴いていて、”My name is love”と名乗る主語を、擬人化された愛、として聴いても、'愛'という名前を持つ誰か、として聴いてもいいんだろうなぁと思うようになりました。

愛は、色んな場面で、人の色んな感情に含まれて、寄り添う。形を変えて現れる。

映像が思い浮かぶような歌詞、というのが晴一さんの歌詞のすごさだなぁと思っていますがこの曲でも、特にCメロでそれを感じます。

三次元の空間が広がっていくような、
花、海の映像。

想像をかきたてるように歌ってくれる、まだ若い昭仁さんの柔らかい歌声が曲全体を支えてくれていることは、言うまでもありません。

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そこそこ知れ渡っている曲だと思いますが、
気になった方には是非聴いてほしいですし、
実はこのシングルの3曲、全て名曲なのでおすすめです。

さて1曲目、やっと書けました…
次は先日の記事に書いた6曲のうち、残りの5曲から選んで書きますが、
次に書くポルノグラフィティの曲を、直感で、決めておきます。

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