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このあたたかい日には

外に出て、歩きながら大橋トリオを聴くのがぴったりだ。

近くの川沿いを歩きながら、アルバム「plugged」を流す。
「サクラ」からシャッフル。この曲を聴くために、このアルバムにした。
「My Shooting Star」も好きだし、「CLAMCHAWDER」も今日は心地がよかった。このアルバム用にアレンジされたバンドバージョンで、アコースティックバージョンの方が普段は好きだけど今日はこっちの気分かもしれない。

一周聞き終わって、アルバム「NEWOLD」に。
「きっとそれでいい」が聴きたくなってここから。「月の裏の鏡」のよさがわかってきたのは最近のことで、「Fairy」もよくて…

とても久しぶりに「生まれた日」が流れてきた。

そうだ、初めて行った大橋トリオのライブで一番最後に弾き語りで演奏されたこの曲を聴いて、急いでこのアルバムを借りてきたのだった。

たしかアンコールが一通り終わって、バンドメンバーが舞台から去り、
トリオさんが一人残って下手の方にゆっくりと歩いて行ったからもうおしまいなんだなと思っていたら、
丈の長い羽織りものの衣装をふわりとさせて、とても自然にピアノの前に座り、さぁはじめるぞという合図など何もなく、まるで手が鍵盤に導かれるかのようにそっと置かれて、気づいたら演奏が始まっていた。

その一連の様子と、演奏とに、とてもひかれた。

あの時感じたことを、言葉にするのはむずかしい。
この曲から感じることは、聴くときによってとても変わるし、聴く人によってもちがうのかなと思う。

またライブに行きたいな。
ライブDVDを見ようかな。

*お散歩中にいい写真が撮れなかったので、この前撮った桜の写真を載せました。