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116 立春大吉

立春の日にこれを書いています。

今年の立春は
去年までと少し違う気がします。

コロナウィルスは
相変わらずこの世界に鎮座して
時折私たちに牙を剥いてきますが、

自然凍結されたような
時間は終わった気がしました。
ごく個人的には、ということですが。


それぞれが
それぞれの理由により、
存在のあり方を変えていたこの3年。

私はこの間に結婚をし、
苗字を変えたのですが、
個人として活動する際には、
出生時の名前を使っています。

しかし、
この3年の間
私は専ら戸籍上の現在の名、
夫の姓で呼ばれることが殆どでした。

自分個人としての活動が極めて少なかった。

厳密に言えば、
こうやって文章を書いたり、
絵を描いたり、
ラジオを2種類も放送してみたり、
自己表現は、クドいほどしていますが、

人前に立って、
活動名である旧姓で呼ばれることがなかったのです。
それは昔からの友人と会わなくなっていた、ということでもあります。


それが、
節分から2日連続で、
「みすみさん」と言われ続けているのです。

雪どけを感じました。
まさに立春なんだなと。

3年の間、
私の時間は水面下でしか流れていませんでしたが、
ようやく融解の機会がまわってきたのかもしれません。

水面下でずっとしつこく、
ちょろちょろ流していてよかったなあ。

でもまあ、雪解け水がどれだけあるのかよくわからないですけどね。

皆さんの周りはいかがでしたか?

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