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82 グレーヘアへの道

髪を切りました。
世の妙齢の女性というのは、おそらく2ヶ月に一回くらいで美容室に行くのだと思いますが、それが常識なのであれば私は女性から離脱しました。
季節毎にしか行きません。美容師だった母、祖母、ごめん。(悪いなんて思ってないけど)

がっつり切り込んでもらって3ヶ月超そのまま伸ばしてボブにします。途中気になるようなら自分で微調整もできますし。
自分の中での最大の懸案だった白髪問題も、納得のいく今のところの回答がでました。

それは、
ほっとく、と。


私にとって、
学校卒業→正社員として会社勤め、結婚→出産
と同じくらいの図式で、
白髪生える→白髪染めという思考停止レールがありました。

36を超えてぽつりぽつりと白髪が生えてきて、年下の知人に「そろそろ染めるかな」と何気なく言ったところ、「え????」って言われたのが、思考停止からの脱却のきっかけだったと思います。

その子はそうは言わなかったけど、私にとっては「え?お前もそっち側?」と言われた感じがしてそわそわしたのです。
そっちってどっちだろう、と。

それでそこから4年ほど白髪問題に取り組んできました。
世間の常識がどうであろうと、自分がどうしたいのか。
それを徹底的に自分に問う。
それは会社勤めを辞めた時、子供を持つことを願わなくなった時と同じように、徹底的に自分の中で協議しました。


それでようやく自分の心から出た答えは、
「有るのに無いことにはしない」
でした。

幸運なことに私はアンチエイジングという発想が嫌いなので、シミしわになんの抵抗もないし、徐々に存在感を増す毛穴に対しても、腕白な子どもを見るかのような視線で「しょうがないやっちゃなー」としか思ってません。
でも、黒いものの中に白いものが点在する曖昧さが許せなくて、(白黒はっきりしてほしい人)それで白髪にはため息だったのですが、まあそれもいいかなと。

もしこのまま急速に増えるのであれば、完全なグレーヘアになるまでそのままにしていきます。今の所の答えね。

でも、いつ何時でもそのままの自分でいられることをモットーに生きているんだから、白髪とも仲良くやっていきたいのよ。

すっぴんで白髪でも生き生きしていれば、ちっとも草臥れて見えないことを証明していくわ、わたし。

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