半夏とか痰とか梅核気とか半夏厚朴湯とか
画像は特に意味はありませんwなんとなくこの気分でした。
咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)とは「焼かれた肉の塊が喉の中にあるような状態」、梅核気は「梅の種が喉に引っかかっているような状態」です。こんな時のファーストチョイスは、そう、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)。結構メジャーなこの処方ですが、正しい使い方を再度確認しておきましょう!
半夏厚朴湯、半夏瀉心湯、半夏白朮天麻湯、抑肝散加陳皮半夏、小半夏加茯苓湯など半夏を使った有名な漢方はいくつか有るんですが、半夏は、カラスビシャクという植物の根っこにつく固まり、“球場根茎”っていうらしいですがそれです。白いボタンみたいなやつです。
こいつがなかなかおもしろい生薬で、まず毒性があると習ったんですが、調べてみると、実は毒性はほぼなく、まあゼロではないだけど、生姜とかの“毒性レベル”と変わらないかそれ以下という程度なので、ほぼ無いと言えるものだそうです。じゃあなんで「毒ある!!」って思われたかというと、エグミがあまりにも強烈すぎたからじゃないかと考えられています。このエグミは生姜と一緒に炮製することでなくなるらしいです。
半夏は生、製半夏、姜半夏、などがあり、それぞれに微妙に働きが違うようですが、共通する働きは吐き気止めです。とにかく吐き気には半夏が必要なんですよ。つわりにも使うんですが、毒があるのになぁ、、、って思っていたんでスッキリです。毒ないんですね。良かった。
化痰のおくすり
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