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妖精コロナちゃん♡と、世界闘病日記 〜小人の数は、19人〜 その1

◆その1 (コロナちゃん☆黎明期)◆

◎2020年、1月

その日は元旦だった。
今日は朝早く起きて雑煮の準備をし、近所のスーパー銭湯に出かけた。
地元の神楽保存会による獅子舞を観た。
ヒョットコの踊りにヒップホップのビートが入ってるのを見て、あゝ、民俗音楽もちょっとずつ移り変わるものなんだな(?)、と思った。平和なお正月が、日本全国に訪れていた。まだ平和だった…この時は。

◎1月Xx日。
1月に入ってから、中国でなかなか厄介な肺炎が流行ってるという話が、マスコミ含め国内で頻繁にされるようになった。
ふとテレビを見ると、中国人観光客が街中でインタビューを受けており、彼らはこんなことを言っていた。
「日本は安全なので、ウィルスから逃げて来ましたー!」
「私と家族の健康のために、日本に来ました!」
「もし、何かの症状があったら、日本の病院へ行きます!」
私はびっくりして、コーヒーをこぼしそうになった。
ちょっとまて!確か、このウィルスは、感染しても無症状のことがあるって読んだんだが。あんたたち、ウィルスをお土産に持って来たんじゃないだろうな!!!

まぁ、後日、この時、もう少し重く受け止めておけば良かったと、私は反省することになる。

◎1月2X日。
家族が誕生日を迎えるので、記念に旅行に行った。行き先は九州。有効期限間近の飛行機マイルを消費しての旅だった。
途中の温泉旅館でも、中国人ツアー客はたくさんいた。みんな心から日本を楽しんでいるようだった。阿蘇から島原へはフェリーに乗った。ここにも中国からの団体さんがぞろぞろと乗ってきた。その顔は一様に心から日本旅行が楽しそうで、二心はないように見えた。いいじゃないか。旅行けばみんな友達、旅は道づれ世は情け。みんなで楽しもう!
ちょっとびっくりしたのは、最近の中国人さん、一頃と違って大騒ぎしなくなっている。日本の旅の仕方を分かってくれて嬉しい、と私は思った。
帰りの途、思わぬ強風で、フェリーは欠航。空港まで高速道路を爆走しながら、あの中国人さんたちも、本当はフェリー乗るつもりだったのかな、とお人好しにも心配していた。
お土産にくまもんやデコポンを買って、久留米ラーメンも食ったし、雨には降られたが、なかなか楽しい旅だった。
まだまだ平和だった…このときは!!!

そして迫り来る、2月!

ある日を境に、多くの日本人…ていうか、花粉症の人々は、地獄を見ることになるのである!

つづく。

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本日、2020年3/10日。

とりあえず1月中の振り返りです。振り返りなので細かいとこは忘れたので(笑)、日付けはざっくりとなっております。

次は2月編。だんだん時系列を遡ってゆきます。

(つづく)

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