夏が来れば思い出す

今年は梅雨に入るのが例年より早く、蒸し暑い日が多いかな、と漠然と思った。けれど、今日みたいな日は湿度もなくカラッとしていて、たまに吹く風は爽やかで、気持ちいい。

5月末生まれの私は、5月が大好きだったけれど、一年中暑がりで汗っかきな私は、いつからか5月がくるのが憂鬱で、ちょっと嫌だなって思うようになったりしていた。

もう6月に入ってしまったけれど、今日みたいな日は、自分が幼かった頃の5月を思い出して、懐かしく思う。そして、6月なんだけれど、「五月晴れ」という言葉がぴったりなような気がして、本当に清々しい。

娘が高校生になって、自分が高校生の頃を思い出す。徒歩とバスで1時間くらいかかる高校へ通っていた私。自転車で45分ほどの高校へ通う娘。

私は生産系の部活だったので朝練は夏季シーズンだけ。7:30〜8:00まで。夕方は夏季シーズンは18時くらいまでだったけれど、日が落ちるのが早い冬は17時ごろには終わってたような気がする。欠席届や早退届を出して、部活をサボることもちょこちょこあった。

娘は中学の頃は文化部でゆる〜い部活動だったが、今はバリっバリの強化部と言われる陸上競技部に入って、朝練は6:30集合(家を5:30に出る)夕練は19時近くに終わる(ので、帰宅は20時近い)というブラック企業並みの学生生活を送っている。自分で選んで決めたことなので、私が娘に隠れてため息をつくくらいで、娘は今のところ楽しそうに高校生活を送っているみたいなので、応援しなくちゃ!と思うくらい。

今日も大会へ出かけた。まだ始めたばかりの競技で、次の大会へつながる記録を出すことは難しいと思う。けれど、娘なりに頑張ってほしいな、って思う。どうせ大会に行くなら、選手として行きたいもんね。

今日みたいな日は、高校生だった頃の自分が、な〜んにも考えずにバスに乗って、通学していたことを思い出しては、学校では弾けんばかりの笑顔で友達と過ごしていたなぁ…と懐かしく思う。

今はコロナで思うように活動ができないけれど、娘には思い切り楽しい高校生活を送ってほしいな、って心から思う。かけがえのない時間はその一瞬だけだから。


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