パワハラ上司に殴られ、現場の人に助けられた話。

こんばんは。パワハラって嫌なものですね。
私は過去派遣業務を転々とし、現在は某老舗コルセンの契約社員として落ち着きました。
そこで一番初めに就いた業務、そこに同行して下さったのが、私が勤務するエリアのボスであり、とんでもないパワハラモラハラモンスターでした。

私は人よりだいぶ打たれ弱く、就職する以前から心療内科に定期的にお世話になりお薬をもらっています。そのおかげでだいぶ体調もメンタルも安定し、年に1度くらいキャパオーバーになる時もありますが、丁寧に寄り添い、落ち着いた対応はお客様からの評判も大変良く、順調なつもりでした。
が、調子乗って頼まれるがままに応援業務をホイホイ受けていたら、締めくくりにある大炎上系製薬会社の応援を頼まれました。
ここで精神、身体に急激に異常をきたし、ダウン。
それまでは順調に、繁忙期終わってからもお声がかかるくらいには戦力になって来れてたので、私も見通しが甘かった。出来る気がしちゃった。仕事よこした側もヤバさを全く理解しておらず軽く考えてた…。
それでも途中離脱し迷惑をかけたことには変わりないので、体調整えてまた頑張ろうと思っていた矢先にエリアボスからの呼び出し。言われたことをざっと書き出すと
「言ったら可哀想だからあまり言わないけど、貴女のメンタルの弱さには迷惑している。ヘルプ先(※2年も昔の現場)からもすぐに泣いてしまうと報告があった。感情をコントロールできない人間に仕事は任せられない。
辞めろとは言っていないが、今のままでだらだら続けられても困る」
「正直、時給に見合った働きさえ出来てない。自分が仕事が出来ていると思っているのなら思い上がりだ。他の人が出来て当然のことを貴女は出来ない。なぜ他の人と同じように出来ないのか。」
ーっていう圧迫面談が、一応会議室に呼び出しという気をつかった形で行われたわけだけど、とにかくボスは声がでかい。無駄に、異常にでかいし早口に、高圧的に喋る。こっちが意見を述べる隙さえ一切与えない。これは「話し合い」ではない、蹂躙だ。
会議室の壁なんて何の役にも立たず、全て隣の業務エリアにガン漏れで。
「感情のコントロールが出来るなら、また仕事を任せたいとは思うけど…辞めて欲しい訳ではないんだけどねぇ~…」と嫌味ったらしく言いたいだけ言われて、私はすっかり萎縮して俯いたまま「ハイ申し訳ありませんでした…」しか言えなかった。

お前の顔と声と態度が恐ろしくてうるさくて感情ぐちゃぐちゃに乱されたのでお前さえいなかったら元気に安定してます、と言いたかったなー!!!!!!
なぜ急に時給の話をされたのかも謎で(時給上げてクレメンスなんて私はただの一言も言ってない)精神弱くて心配と思っている人間に対し明らかにキャパオーバーな業務を押し付けて来たのは上司側であり、思い通りに動かなかったらボロクソに叩く。人間扱いされてない。
今年の春から応援頑張ってること、泣くどころか超笑顔で繁忙期乗り切って、そこでとっても重宝されて約束終わってもまだお呼びがかかることは管轄外だから知らぬ存ぜぬか…
とにかく、そうしたメンタルに関わる事やお前の働き時給以下、なんてセンシティブな問題を構わぬ大声で現場にバラしまくって平気な精神性が恐ろしいです。話しても無駄、と本能で解り、諦めが勝ります。

業務中に泣く事は確かに褒められた事ではない。自覚はしている。ちょっとキツイ言葉を投げかけられるごとに取り乱し泣き喚き顧客と口論になる、では仕事にならない。そこは一理も百里もある。
だが、打たれ弱さを自覚しているからこそ、落ち着いて対応する事を常に心がけている。
厳しい応対を終え、お手洗いで軽く涙を流し気持ちを切り替える事は、果たしてそこまで絶対悪だろうか。

もっとも、ボスは誰に対しても一貫して威圧的・暴力的な為、現場のほぼ全員にうるさい・めんどくさい・来ないでほしい…と散々に嫌われている為、そこまで気にすることでもないのかもしれない。

このまま遺書にボスの名前一筆書いて消えてしまおうか…と死んだ魚の目で席に戻ったら、(多分全部聴いていたと思われる)現場のリーダーがそっと「私たちは〇〇(本名)ちゃんが帰ってきてくれて本当に助かってる。でも心配だから無理はしないで欲しい。一緒に頑張って欲しい」と言って下さって。
一人の「人間」として見てもらえていることが嬉しくて、有難くて、申し訳なくて、また泣きそうになりました。

普段はいなくてたまに来ては職場の空気ぐちゃぐちゃに悪くして去っていくだけの女と、毎日身近で仕事ぶりを見てくれてる人の意見、評価、どっちが自分にとって正当で正解か、なんて考えるまでもないだろう。

パワハラ、モラハラに苦しんでいる人がたくさんいる事を、この投稿を通じて知る事が出来ました。苦しみに気づいて、肯定してくれて、手を差し伸べてくれる人は必ず居ます。



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