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母をみてると。


さくら味結構好き🌸


ブログ。


1年半ぶりに実家に帰った。


実は、先週婚約をしたとLINEで報告をしたら、「許可なく婚約した」と怒られたので、半ば強制的に帰ることになった。

急遽、婚約の了承、あるいはプロポーズの返答の合意という格好で2日前に飛行機を取って、弾丸で週末帰ることになった。

※母のこの発言には正直黙っていられなかった。
結婚はともかく、「婚約」は当人の意思で出来る結婚の約束だよね。
本来、婚約の報告を経て結婚の承認を得るのではないか。しかも法的には結婚自体、両親の許可は不要だ。

まあでも、納得いかないからと言って、親を蔑ろにはできない。後々面倒だ。
だから婚約者を連れて帰ることにした。

とはいえ、母はただ帰ってきて欲しかっただけだから、円満な挨拶となった。過去にも2、3回会ったことはあるのだから、さほど心配もしていなかったのだけど。

婚約者はとにかく人当たりの良い人で、母の機嫌をうまく取った。
母も母で私たちをもてなしてくれた。
終始和やか、どころか大盛り上がりで私たちは帰路についた。



しかし。

母という人間をみてると、自分をみているようで嫌になる。
同族嫌悪というか、共感性羞恥というか、なんとも複雑な気分。

母はこんな感じ


例えば、母は年末にフルリフォームした家を見せ、「これは最新式で1番高いやつ」と言ったり、ホテルを取ってくれた日には「高いお金払ってるから」などと言う。

下品だ。

母は、「私は小さい時から何でもできて超人と呼ばれていた」などと自分を過大評価するエピソードを何個も持っている。

これは自己肯定感の低さゆえに口に出してると思いきや、最近はただシンプルに自己評価が高いのではないかと思ってきた。というのも母は実際会社をゼロから経営するくらいにバイタリティに溢れ、国家資格を持ってたりと賢い。

尚更いやらしさが増すので、これまた下品な癖だ。

継父が運転中道を間違えると、ガミガミ執拗に、
すぐ人のミスや誤解に厳しく反応し、イライラする。

下品からわからんけど、やかましい。

今回の帰省だって無理やり帰らされたようなもので、自分の思い通りにことを進めるために無意識にいろんないちゃもんをつける。

父はこれをもっとアホっぽくした感じ


正直、

全て私に当てはまる。


悲しくも、私はこの人の元で育ち、この人の影響をフルに受けた。
あるいはこの人由来のそういう遺伝子があって、その影響をフルに受けた。

それに気付くと反面教師にして気をつけようというよりは、抗えない気がして悲しくなる。



だけど。

母は意外にも、相手を喜ばせるために自分なりに考え、即座に行動に移す事ができて、よく気が利く。おもてなしの精神が強い。サプライズも得意だ。

シーンとしてる時に、そこそこ面白い話をよく話して、場を繋いでくれる。周りをよく見て、つまらなさそうな素振りには敏感に正義感が芽生えてしまう。

親しい人には思ったことはなんでも口にして壁を作らない。良いことも悪いことも口から出る。

寂しがりやで定期的に連絡をしてくる。

家族を大事に思っている。

よく泣いて、よく笑い、よく話して、よく怒り、よく文句を言って、よく皆を楽しませる。

とにかく明るく元気。

そんな母だから今回も帰ってきた。
色々とウザいけど憎めない。

それに。

私が結婚して、辛い時、悲しい時、きっと母が1番わかってくれる。

そんな気がする🙃

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