みんなのまえがき (2023.7 樹色マガジン第7号)

横臥漫録抄 六月
朝 ランチパツクの塩焼き蕎麦、白子、ビアソヲ、番茶、珈琲牛乳。唐黍輪太郎、珈琲。昼 ツナと卵焼・ハム・蒲鉾・葱・揚玉の撒拉托饂飩、茶。間食 葡萄柚の缶詰と林檎車厘、珈琲牛乳。珈琲。夕 豚丼、馬鈴薯になめ茸と大根卸、茶。ヤクルト。 #里 の十句と #AI 俳画を校了した。(六月四日)
朝 乾酪ドツグ、番茶、珈琲牛乳。珈琲二杯。昼 蛸焼一ツ、メンチカツ・コロツケ四分の一ずつと千甘藍・千胡瓜、冷炭酸水、茶。呼吸器の加温加湿器の設定を二から四に戻した。間食 珈琲牛乳。夕 烏賊大根の煮汁でおじや、胡瓜の沈菜、西瓜。ヤクルト、茶。寝る前にカロナアル百を飲んだ。(六月二十一日)(菊池洋勝)


今号は意図せずボリュームが膨らんだ。毎号これくらいの企画があればウェブマガジンとしても胸を張れる。ただ、やはりボリュームを増やすにしても、内容を充実させるにしても参加者の協力なしにはできないということを痛感した。その時、その時の置かれている状況によっても書けない時もあるだろうけれども、しんどくても極力は続けることをおすすめする。史上最強の弟子ケンイチという漫画で武術を極めた師匠が水も熱し続けないとお湯にならないと説く場面があるが、習字にしたって、語学の勉強にしたって続けなければ水に戻るのだ。せっかく触れた俳句というおもちゃをやすやすと手放すのはもったいない思う。いま17文字をまとめろと言われてもできないことはないのだ。そんな手軽で面白いものを捨てるなんて。誰かが俳句は捨てるほどのものでもないとは言ったが、置いておくだけでももったいない。五七五という短いことばを遊び尽くそう。(川嶋ぱんだ)


ガチャガチャが好きだ。「どういう脳みその絞り方をしたら出てくるんだろう」という謎めいた企画と、「原価どうなってるんだろう」という謎めいた完成度にずっと虜にされている。
 今年は交通機関系のガチャガチャに当たりが多い。バスの「停まります」のボタン(光る)とか、踏み切りの遮断機(これも光る)とか、阪神電車の駅看板とか。駅看板のガチャガチャは三宮だか新開地だかの地下にあった。大阪梅田駅の看板が出た。大当たり!でも実は阪神電車は乗る機会がほぼない……(とこうわらび)

よく寝た日に限って日中眠くなることがある。少しだけ損をした気分になってしまうが、これは滅多にないから印象に残ってしまうのか、本当にこのような傾向にあるのか。
 睡眠負債という言葉も聞いて久しい。いわゆる寝だめも効果の面ではいまいちのようだ。そもそも自分がどれぐらいの時間眠っていれば調子がいいのかなんて考えたこともなかった。いったいどれだけ眠ればいいのか。眠りたいと思うほど眠れないのはなぜなのか。
 そんなこと考える前にさっさと寝ましょう。(佐伯一馬)

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(樹色マガジン第7号 「みんなのまえがき」2023.7.10)


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