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ICL手術を受けました(まとめ)

はじめに

2019年8月17日にICL手術を受けました。視力変化は左0.04→1.2、右0.04→1.5で、2019年9月22日現在のところ快適な日々を過ごしています。

私がこの体験をnoteに残すのは、手術を決断する際に多くの(商業的な要素のない)一般の方のtweetやブログを参考にしたからです。現在検討中の方の一助になれば幸いです。

なお、この記事は術後1週間程度で書いた記事を随時更新しています。

きっかけと葛藤

小学校でメガネ、高校からはコンタクトの私の悩みは一貫して「お泊まりイベントめんどくさい」でした。荷物は増えるし、トラブルでよく困る。長期出張中すればハードコンタクトを割り、アメリカに行けばメガネをなくす。私は近視で生きるのにすごく不便を感じていました。

そんな時に知ったのがレーシックの存在でした。たしか2000年代半ばの話です。夢のような話であり「すぐ受けよう」と考えましたが、心配性の私はじっくり調べて検討を重ねることにしました。そうこうして悩んでるうちに過矯正や院内感染がテレビやブログで話題になり、不可逆性なども気になり、その時は先送りする決断をしました。

随分と時は過ぎ2019年、再び私の中で視力矯正手術熱が再燃します。東日本大震災時にメガネ・コンタクトで困った人の話、堀江貴文さんの収監前のレーシック、指原莉乃さんのICL、などの情報が頭の中で時間をかけて積み上がり、その上で自分自身がお泊り出張が増えたことがトリガーとなって、再度真剣に検討をすることにしました。

私のICLの目的は「お泊りを楽にしたい」「災害に備えたい」です。

決断

色々調べてみると、「ICLは可逆性のある手術だ」ということがわかり、私は手術を決断しました。ただし、不安を拭うために幅広く、多くの情報を浴びました。今回は特に営利色の薄い情報が欲しかったのでTwitterやブログの体験談にウェイトを置きつつも、本やクリニックのHPも沢山読みました。その中でも特に不安解消に役立ったと感じたのは堀江貴文さんの書籍「め」は大事でした。レーシックを受けた堀江さんのもとで、寺田有希さんがICLを受けるという内容。オススメです。

クリニックとプラン選定

私は「品川近視クリニック福岡院」を選択しました。「安い」「指導医がいる」「拘束期間が短い」が私の選定理由です。

プランは日帰りプランに。このプランのスキームは、クリニックが予め一般的なレンズの在庫を抱え、検査してマッチするレンズがあればその日に手術という効率的なものです。時短とコスト安に魅力を感じて、このプランを選びました。

閑話休題マメ知識

ICLはクリニックごとに値段が結構違いますが、レンズは基本的にどこでも同じレンズが使われています。またICLは資格認定を要する手術で、認定医が約170名おり、そのうち20名程度が指導医です。

普通と乱視対応でレンズを入れる場所が違います。これは色んなクリニックのHPに詳しく書いてありますので興味があれば調べてみて下さい。

手術前日まで

検査3日前からメガネ生活。当日までの制約はこれだけでした。

中学生以来のメガネ外出は辛かったです。メガネは視野が狭く、曇り、水滴が付きます。こんなにも不便だったかと驚き、コンタクトを初めてつけた時の感動を思い出しました。

手術当日と翌日(2019/08/17-18)

手術まわりの一連の流れですが、当日は、①検査(3時間)→②手術(20分)→③休憩(1時間)→④検査(10分)、で解放され帰宅。翌日に、⑤検査(20分)、で一旦終了となります。当日は昼ご飯が食べられないのと、手術後は運転が出来ないので要注意です。

手術自体は体感的には「眩しい」→「なんか目を押してる感覚がする」→「今、レンズが入った」といった感じで終わりました。手術中ずっと目は見えていますが、いつ切られたのかは全く分からず、痛みもほぼありませんでした。痛み(?)は、目を瞑って瞼の上から目を圧迫すると同じ感覚が疑似体験できます。

手術後は電車と徒歩で帰り、テレビを見て過ごしました。2日間は手元距離を見るとすごくキツく、スマホや読書をする気になれませんでした。2日目夜に「過矯正したのでは」「明日の仕事どうしよう」と不安になり嫌な気分で眠りにつきました。

手術後3〜7日目

3日目手術後初出勤の朝、起きると手元視力が格段に回復していました。ただし完全ではなくやはり少しキツい。その日の仕事は先送りにできるものは残して早めに帰宅しました。仕事は私の場合は、3日目からは大丈夫な感じでした。

それから7日目までに、様々な「回復」がありました。①洗顔時にまぶたに触れると痛かったのですが、これは完全回復しました。②光を見るとレンズの縁が光の輪になって見えていましたが気にならなくなりました。鼻が見えてるけど気にならないのと同じ感じです。③手元視力は徐々に改善しました。ただし完全回復ではありません。④視力が日によって上下していたのですが安定してきました。⑤術後の1週間は疲労感を強く感じて夜はすぐ寝てました。普段6時間睡眠なのですが、この時は7時間睡眠でした。以降は6時間睡眠に戻っています。

術後1ヶ月検診(2019/09/22)

1ヶ月検診ですが、20分程度の検査で「問題なし」で終了。視力は左1.2、右1.5でした。大量点眼生活が終わるのが嬉しいです。次は6ヶ月検診。しばらく経過観察となり、問題があるときだけ連絡する感じです。

まとめ

個人的には「もっと早くやればよかった」と思っています。寝る時に「コンタクト外さなきゃ」がなくなります。起きた時「メガネメガネ」となりません。これからの人生もずっと。やる前はそんなことは考えていませんでしたが、今となっては「これだけでもやる価値はあったのかも」と思っています。

終わりに

冒頭に書きました通り、「検討中の方の一助にになれば」とこの記事を書きました。沢山ある体験談のひとつとして補助的な使い方を想定しています。「もし読んで良かった」という方が1人でもいらっしゃると書き手として嬉しい限りです。

長文をここまで読んでいただき、ありがとうございました。


---------------以下おまけ----------------

私見【GOOD👌】【BAD👎】

ハロー・グレアはコンタクト時よりありません。夜間と雨天の運転はこれにより格段に楽になりました。【GOOD👌】

手元視力は手術前のコンタクトの方が見やすかったと今でも感じます。【BAD👎】

一泊のカバン一つの出張は劇的に楽になりました。メガネとコンタクト用品の場所専有と忘れ物リスクがなく、電車で居眠りしても寝起きが快適です。【GOOD👌】

乱視が進行した気がします。ただし検査数値に出てません。【BAD👎】

ゴルフは快適になりました。視力の向上は、探す時間の減少に直結します。【GOOD👌】

釣りは不便になりました。水面の光の反射が光の輪を多重に発生させます。【BAD👎】

コンタクト用以外の目薬を使えるようになりました。気持ち良いです。意外に嬉しい項目です。【GOOD👌】

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