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アルコバサ修道院(バスツアーより その2)

8月16日に現地バスツアーに参加し、オビドスの次に訪れたのはアルコバサ修道院。世界遺産です。私にとっては122ヵ所目の世界遺産。

ポルトガルが独立王国となったときにポルトガルが王国の地位を固めるために当時のローマ教皇に影響力を持っていたシトー派に寄与するために建設した修道院。


まだステンドグラスはなく、シンプルさが美しい修道院。

この修道院で眠っているのはペドロ1世と側室のイネス。悲恋が伝えられています。ペドロ1世は父アフォンソ4世の言いつけにより、カスティーリャ王国のコンスタンザと結婚しますが、そのコンスタンザの侍女のイネスと恋に落ちてしまいます。しかし、イネスはアフォンソ4世国王に送られた刺客に殺されます。ペドロ1世は王位に就いた後、教会にイネスを正式な妻と認めさせます。そして刺客を探し出し、処刑しました。よっぽどイネスのことを愛していたのでしょう。そして棺は足と足を向かい合わせにした位置に安置されていました。


↑ペドロ王の棺です。装飾が細かくて素晴らしい。ライオンの顔の上に乗っています。王の権威が示されていますね。

この向かい側に足を合わせた状態のイネスの棺があります。なんでも、起きたときにお互いの顔が最初に見れるように、だとか・・・ロマンチックですね。

でも・・・私は正妻のコンスタンザのことを考えると・・・そんなに美しいばかりの話ではなく・・・辛かっただろうな・・・と思ってしまいます。だって・・・自分がお嫁に来たのに、自分が連れてきた侍女が夫の王様の寵愛を受けるわけでしょう・・・?ハァ・・・なんだかね・・・

バスツアーはまだ続きます・・・

To Be Continued・・・

#世界遺産   #アルコバサ修道院 #ポルトガル


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