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no.22 義母、95歳に。義母の食事と今後のこと。

7月の終わりに、義母は95歳になった。
ショートステイに行っている間に誕生日を迎えたので、施設からプレゼントをいただく。
心遣いが嬉しい。こういうことに励まされる。

ショートステイから戻った義母は、見た目もすっきりとして、痰の絡みもなくなり、元気そうに見えた。
次のショートステイがもう待ち遠しいw


ここに来て、もっとも悩ましいのは食事である。
義母の食事は市販の介護食【区分4 : かまなくてよい】を利用している。

①主食:キユーピー やさしい献立 なめらかごはん (1袋150g)
②副食:キユーピーやさしい献立 10種(1袋75g)
③デザート:ジャネフ ゼリー飲料(りんご 、もも、ぶどう)
④ 栄養補給 : ネスレ アイソカルゼリー ハイカロリー 1個あたり150kcal
⑤水分補給 : とろみをつけた麦茶

このごろは、三度食べることは難しく、朝は④⑤のみ
昼と夜は①②⑤というパターンに落ち着きつつある。

義母の食事が難しいのは、
①一日中、深い傾眠の状態であること。
 →目覚めないと、口を開けてもらえない。目を開けたと思っても、またすぐに目を閉じてしまう。

②「飲み込み」が難しくなっている。
 →咽せやすい。目をむいて咳込まれると、まったく生きた心地がしない。 
  飲み込むにも力がいることを思い知る。

①②の状態は、世話をしている家族にとっては、なかなかつらい。
夫は1~2時間かけて、休み休み、食べさせている。
それでも食べてもらえないときは、それはそれは、疲労困憊しているのであった。

夫から交代を頼まれたら、そのときは私が代わる。ほかに代われる人はいないから仕方がない。(正直言って、つらい)

私は夫のようにはできない。食事をめぐっては、夫婦で考えが一致しなくなっていた。
私の主張 : 食べられないのには理由がある。だから、無理に食べさせなくて良くないか?
夫の主張 : 無理はしていない。食べないと、ものの数日で死んでしまう。(さすがに、仕方ないでしょとは言えない…)

気がつけば、二人とも体力、気力ともにギリギリなうえに、どちらも倒れるわけにいかない状況に追い込まれていたのである。(迂闊すぎる…汗)


そんなとき、ケアマネ氏から
「最期まで在宅と決めているのでなければ、口から食べることができているうちに、特養に申し込んでみてはどうか」との提案があった(!)
経済的な事情から、今年1月に特養を退所することになってしまったが、いろいろと対策を講じ、状況が変わってきていた。特養も考えなくはなかったが、空きはないだろうと諦めていたのだ。

ケアマネ氏 によると、義母は要介護5で緊急性が高いため、優先されるのだそう。しかも、現在ショートステイで利用している施設であれば、先方も義母のことをよくわかっているし、話が進みやすいのではないか、ということだった。

私たちには休息が必要だった。
その場で是非にとお願いし、面談と申込みの日が決まった。入所までは、ショーステイを月1回から2回に増やし、乗り切ればよい。
夫も賛成してくれた。希望が見え、気持ちが明るくなった。

ひとつ、気がかりなのは、noteのマガジンタイトル。
「在宅介護*観察日記」ではまずいかな。
それなら『義母帰る』改め『義母戻る』?にするかな、などと、早速考えたりしていたのであった。

在宅介護*観察日記『義母帰る』


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