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在宅介護*観察日記『義母帰る』

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要介護4(→5)の義母(90代)が特養からまさかのリターン。同居の義父(90代)はアルツハイマー型認知症が進行中。再びの在宅介護は夫(60代)が中心。老後ノープランの義父母を、引…
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#要介護1

no.21 はかせてみせよう、紙パンツ大作戦

義父が便失禁をした翌日、私は義父の部屋の部屋へ行った。 義父に紙パンツをはいてもらうためである。 私 :「お義父さん、これからは紙パンツを使ってもらえませんか」 単刀直入であるw 昨日の便失禁に触れなかったのは、義父が「失禁などしていない」と言う可能性があるからだ。(認知症なので) そうなると、のっけから話がややこしくなってしまう。 義父 :「わかった」 私 :「!」 しかし、ここで安堵してはならない。 なぜなら、義父の「わかった」は、ほとんどの場合、その場しのぎの方便

no.20 【閲覧に注意】夫婦共同作業の日

介護認定調査の結果、義父は「要介護1」と認定された。 認知症が進んでいることも気になるが、同居する家族の目下の悩みは、 義父の「便失禁」である。 (義父が悩んでいるかはわからない) 高齢者の便失禁の原因は、「肛門括約筋の筋肉の衰え」というから、 義父の年齢を考えると、無理からぬことと思う。 失禁すれば、本人はショックを受けるだろうし、周囲の人(家族)は当人の自尊心を傷つけないよう、配慮が必要…ということは、ま、想像がつく。 我が家の義父の場合は、粗相をしても「失敗した」と