マガジンのカバー画像

在宅介護*観察日記『義母帰る』

34
要介護4(→5)の義母(90代)が特養からまさかのリターン。同居の義父(90代)はアルツハイマー型認知症が進行中。再びの在宅介護は夫(60代)が中心。老後ノープランの義父母を、引…
運営しているクリエイター

#義父

no.21 はかせてみせよう、紙パンツ大作戦

義父が便失禁をした翌日、私は義父の部屋の部屋へ行った。 義父に紙パンツをはいてもらうためである。 私 :「お義父さん、これからは紙パンツを使ってもらえませんか」 単刀直入であるw 昨日の便失禁に触れなかったのは、義父が「失禁などしていない」と言う可能性があるからだ。(認知症なので) そうなると、のっけから話がややこしくなってしまう。 義父 :「わかった」 私 :「!」 しかし、ここで安堵してはならない。 なぜなら、義父の「わかった」は、ほとんどの場合、その場しのぎの方便

no.10【閲覧に注意】義母と義父、夫婦の絆って?

義母の「在宅介護」復活から、ひと月ほど経った頃、事件は起きた。 早朝巡回のヘルパーさんから、義母が下痢をしていたと聞く。いっぺんで目が覚める。 下痢は結構な規模で、着ていたパジャマ、肌着(上下)、防水シーツ、その下に敷いてあったシーツまでも汚れた。 ヘルパーさんは、義母の体を拭き、着替えをし、汚れ物を大まかに片付けて下さっていた。感謝しかない。 この日は祝日だったが、デイサービスは通常通りにあり、朝9時半に送迎の車が来た。職員の方に事情を話し、施設でも様子を見てもらうこと