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サマーソニック2023 リアム・ギャラガー見る為に1人で参戦するレポ1

2023.8.20 TOKYO サマーソニック

温暖化が進むこの地球、日本、東京の夏は、年々逃げ場のないような暑さに見舞われている。クーラーなしで8月をやり過ごせる長野県在住四十歳。フェス好きでもない私が何故サマーソニック2023に単独参戦しようとしているのか。

リアム・ギャラガーを見る為である!

何故か?
それは私が、 リアムの来日を最初に告げられた一般人であるからだ‼
本人から‼

遡ること3年前、2020年2月20日23時38分 ある中年ビッグスターの呟きに、私はほんの思い着きでリプライした。

リ『ヘイヘイ、チューリッヒ 』
私 「日本にくる予定ありますか? 会いたい!」
リ『 Yes soon 』


イエス スーン。おう、すぐだ。
この返信をしたのは、イギリスの世界的ビッグバンドoasis [オアシス]の元フロントマン、リアムギャラガーである。本人である。 実はリアムはツイッターをかなりやりこんでおり、内容のないツイートを投げ込んでは、それに反応した世界中のファンからのリプライに気ままに応えるのが日課となっているようだ。なので運が良ければ答えてもらえる。それにしても、まさか数分後に本当にリアムから返信がくるなんて思ってもみないので、私はびっくりして物凄く胸がドキドキした。

「リ、リアムが私の質問に答えたぞっ…しかもイエススーン…だって…」
実際その3ヶ月後、2020年 4月2日には日本で開催予定のスーパーソニックへの出演が公式にアナウンスされたのであった。 なので冒頭「リアムの来日を最初に告げられた一般人である」というのは決して過言ではなかろう。いや、私のリアムへの投げかけは2つである!

Do you have any plans to come to Japan?
I want to see you!

この、「 I want to see you! 」の部分にリアムの返答が掛かっているとしたら、イエススーンの和訳は「おう、すぐ会える」にしても良いわけであるっ! そもそもの「Yes Zurich c’mon you know LG x」というのは多分サッカーチームのことなのだが、ファンは皆無視してリプライしているので私も無視した。

しかし、イエススーンは実現されなかった。
コロナ真っ只中2020年、日本国内の大型フェスは軒並み中止、その年9月に開催される予定だったスーパーソニックも例外ではなかった。リアムは日本に来なかったし、私はリアムに会えなかった。

そもそも私はリアム・ギャラガーもしくはオアシスの熱狂的ファン、では全然ない。有名な曲は知っていたけどアルバムなど聞き込んだことはなく、オアシスの中では駄作として語られることもある3rdアルバム「ビィ・ヒア・ナウ」を、大学生の頃レンタルで借りたことがあったなぁ、くらいのものだった。 そんなリアムギャラガーとの希薄な関係に変化をもたらしたのが、オアシス時代の軌跡を描いたドキュメンタリー映画『オアシス:スーパーソニック』である。

(続) 


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