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パンチィー山内の就農失敗談

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3流格闘家だった「パンチィー山内」が2010年格闘技を引退後、就農を目指すも数々の失敗を繰り返してきた話を書きます。
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2023年3月の記事一覧

ブラック系?農業法人の章アフターストーリー④~変わりゆく従業員~

強面のおじさんは農場長と険悪な関係になっても仕事を続けています。 最低限の給料はもらえる…

ブラック系?農業法人の章アフターストーリー③~亀裂~

「今度は労働条件やな」 強面のおじさんは、「最低賃金」「交通費なし」「社会保険なし」とい…

ブラック系?農業法人の章アフターストーリー②~タマネギの皮むき改善~

強面のおじさんは、すごく偉そうで風格もありました。 初めて農場に来るお客さんには社長だと…

ブラック系?農業法人の章アフターストーリー①~最強のアルバイト~

あれから時間が経ち、この農業法人で働くアルバイトも増えてきました。 農地の面積も、タマネ…

「第四章 ブラック系?農業法人の章⑭最終話」~こうして就農するのをやめました~

クビを宣告されたものの、まだ辞めたことにはなっていないみたいです。 とりあえず普通に出勤…

「第四章 ブラック系?農業法人の章⑬」~退職届~

「じゃあ、クビです。」 宣告して、農場長はタマネギ小屋を出ていきました。 数十分後、一枚…

「第四章 ブラック系?農業法人の章⑫」~「クビの宣告」~

いくら僕がタマネギの皮むきが早くても、作業員がほぼ僕と農場長の二人だけです。 人手不足でタマネギの皮むきが追いつかなくなってきました。 どうしても間に合いそうにない日が出てきました。 農場長は焦っています。 「パンチィーさん、明日はコンビニのバイト何時までですか?」 と農場長は聞きました。農場長は僕のスケジュールを知っています。 いつも夜中12時までのバイトが、たまたまその日は夜の10時まででした。 それを伝えると、 「では、明日は朝の4時から来てください。よろしくお願い

「第四章 ブラック系?農業法人の章⑪」~ストライキとタマネギ地獄~

毎日、農場長の悪口を言っていた3人のおじさんのうち、一人がとうとう辞めてしまいました。 …

「第四章 ブラック系?農業法人の章⑩」~タマネギの皮むきの才能~

夏は植物がすくすく育つ。農家にとってはとても忙しい。 この農場では逆に仕事が少なくなりま…

「第四章 ブラック系?農業法人の章⑨」~正社員に誘われる~

農場長のここの農場だけでなく車で2時間ほど離れたもう一つの農場の農場長でもありました。 …

「第四章 ブラック系?農業法人の章➇」~農場長に案内をする~

ある日、 「パンチィーさんの畑と関わりのある農場を案内してください。」 農場長に頼まれま…

「第四章 ブラック系?農業法人の章⑦」~除草作業と1人のおじいさん~

外の畑ではおじいさんが一人で永遠と除草作業をしていました。 管理機という機械を使ってタマ…

「第四章 ブラック系?農業法人の章⑥」~水菜の収穫と2人のおばあさん~

2人のおばあさんがビニルハウスで水菜の収穫をしていました。 ここの農業法人は有機農業で栽…

「第四章 ブラック系?農業法人の章⑤」~利害の一致~

「どんな仕事がしたいですか?」 「僕は将来独立して農業したいので仕事しながら色々学びたいです。」 「それなら経営に関わる仕事がいいですね。」 そうして事務仕事を半分、畑仕事を半分する事になりました。 朝6時に出勤して前日の農作業とタマネギの皮むきの日報を回収してパソコンに打ち込みます。 それを本部に送信して本部からのメールもチェック。 それから野菜の受注を確認して出荷リストを作成し従業員の作業日程も作成。 他には備品の発注、経費の打ち込みなどなど。 「稟議を提