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夏の終わりのリハビリ野営

今年の夏こそはキャンプに行こう、と準備はしてたんです。

サーキュレーターを回すためのポータブル電源、ロゴスのボディエアコン、ボディエアコンは名ばかりで役に立たなかったので追加で空調服を購入。
風さえあればなんとかなるでしょ?


・・・この夏の連日続く体温越えの気温の前には、全てが無力。
ただの熱風製造マシーンに。


ならば!
ペルチェ素子だ! 水冷服だ! スポットクーラーだ!
と検討はしましたが、時すでに遅く売り切れ。

そしてぼくは抗うのをやめました。
涼しい部屋でビール飲んでりゃいいんですよ。


過去最大級という触れ込みだった台風が過ぎ、少しずつ朝晩が涼しくなってきました。

タイミングを見計らいつつ。もうダメだ、我慢できねぇ!

早朝、梅雨の合間に訪れた野営地へ。
前に来た時より湿度が高く、気温も少し高め。
でも、川沿いを吹き抜ける風は涼しい。



荷物は前回より多め。
コットだけ広げてゴロンと転がって、あぁ、もう何もしたくない。



午前7時になりました。
川の流れを眺めながら、ヱビスのシトラスブランで乾杯。
レモングラスのフレーバービールは爽やかで夏に合います。

横にあるのはサーモスの缶クーラー。
最後の一口までキンキンに冷えてます。
もっと早く買うんだったな。もうチビール買わなくていいや。


ビールを飲み干して、しばしゴロゴロ。
ほんのりほろ酔いのところに涼しい風が心地いい。


もう今日はコットだけでいいや、と思いましたが、時間は有り余ってるのでとりあえず焚き火しながら呑むか、と焚き火の準備。

ほんの3か月間が開いただけで、このフェザースティックの下手くそっぷり。
またぼちぼちナイフ研ぎましょうか。



勢い余って結局設営。
岩場は平坦なところがあまりないので、転がっていかないようにインディアンハンガーにいろいろ引っかけときます。
今さらながら、やっぱこれ便利。



2杯めはビフィータ。
ライム添えるといいんですが買うの忘れました。
夏のジンは爽やかでいいですね。



ファイヤースターターで着火。焚き火開始。
岩場の水たまりに青空が映ってます。



針葉樹から広葉樹の薪に火が移ったら、もうほぼ放置プレイ。
気がつくともう昼近く。おなかへってきました。



早朝から行ってきました。資さんうどん。
24時間営業はこんな時は助かります。
ちなみに、朝ご飯は朝定のつくねと貝汁食べてきました。



悪魔の出汁を沸騰させて

肉ごぼ天うどんに。
ごぼ天がしんなりしたのが気に入らず。

スキレットに軽く油を引いて焼いてみると

サクサク感は復活。
でもちょっと焦げました。



野外で肉ごぼ天うどんを堪能します。



・・・これこれ。

これなのよ。


無心にすすって、全汁飲み干します。
店でできたてもいいけど、野外で熱々もまた格別。


多幸感に包まれながらゴロリ。
なんだよ、最高かよ。

天国って、ここにあったんだな。



気づくと2時間くらい寝てました。

そういえば鶏つくねも買ってたので、スキレットで表面をカリカリに。
・・・これはビール案件だったなぁ。

ジンも飲み干しました。
スキットルに忍ばせてたサントリーローヤルでハイボールを。
つくねとハイボールのシャトルラン。


まだあるんです。
締めにおでん。
どれだけ食うつもりなのか。



おでんも悪魔の出汁効いてます。
牛すじトロットロ。
大根は隠し包丁入ってて、箸で簡単に割れます。芸が細かい。

ただ、おでんは寒い時期に日本酒で食べるもんだなぁと。
今年の冬は、キャンプでおでんと熱燗しよ。



そしてまたゴロゴロ。
呑んで食って寝て、しかしてませんが、やっぱりキャンプは気持ちいい。
リハビリも済んだので、そろそろ秋キャンプ始動しましょうか。



帰り道。

駐車場からマンションへカートを引いて帰ってると、歩道の真ん中で小学1、2年生くらいの男の子がうずくまってました。


ぼく、どしたん?と聞くと、「カバンの紐が取れちゃったの」というので
どれどれ、と一緒にうずくまってDカンにカラビナをくっつけて、これでどう?と言うと、パァッと明るい笑顔で
「すごい!お兄さんありがとう!」と喜んでくれました。

おじさんがこんな小さい子にお兄さんと呼ばれてまんざらでもなく。



「お兄さん、そんな大きい荷物持ってどこ行くの?」と言われて
すぐそこがおうちだからもう帰るとこだよ、ぼくはどこ行くん?と聞くと
「学校から帰りにね、学研に行くの」と。

え、今からお勉強するの?すごいね!と言うと
「ううん、毎日じゃないんだよ!」と謙遜してました。


この幼さで、おだてるわ謙遜するわ、末恐ろしいなこの子は!

日本の未来は明るいぜ。
少年に幸ありますように!

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