カスタマイズ
カスタマイズというのが流行りはじめてどの位経つだろう。
商品の味を自分好みに変えられるものをカスタマイズというらしい。
スターバックスでも、ファミマのコーヒーでも自分好みに味を変えることが出来る。
ラーメンやさんでも、牛丼でも、オーダーをちょこっと変えたり、トッピングを増やして自分好みの味にすることが出来る。
そうゆう自分なりのルールを持っている人が羨ましいなぁと思っていた。
スタバでは、「ソイラテ」一択。コンビニでは「ホットコーヒー」一択。
ラーメンは「あっさり」一択。
そんなスタンダード一択の私なので、スラスラと呪文のようなカスタムを注文できる人に憧れを持っている。
自分なりのルールで、自分なりのチョイスをする。なんだか、私より玄人!な感じがして、前の人がオリジナルな注文をする度に、盗み聞きしては「次は私も…!」と思ったりはするものの、どんな味になるのか想像が付かないからか次に利用する時にはそのことをすっかり忘れてしまっているため、「ソイラテ」無限ループに陥るのである。
そうえば、今をときめく俳優さん、菅田将暉さんのツイッターに
というのがあって、「アタマ…?」となって以来、アタマがなんなのか問題が浮上したまま謎が解けていない。
そんなカスタマイズ音痴の私だけれど、意外とうちではカスタマイズしていることに気づいた。
例えば、胃腸に優しい「大根おろし」。
私は、お酢と亜麻仁油とハチミツをいれるのだけれど、これは家族には賛同を得られないアレンジだ。
多分これはどっかの番組で、紹介されていてそれをそのまま拝借させていただいたんだけれど、身体に優しい気がするから気に入っている。
だから、カスタマイズではあるけれど、オリジナリティはない。
オリジナリティあるカスタマイズといえば、「納豆+バルサミコ」。
納豆に、バルサミコ酢を足すだけなのだけれど、これがとっても美味しい。
納豆臭さがなくなって、ネバネバがクリーミーでフワッフワになるのだ。
バルサミコ酢だから味も幾分フルティーになり、もはや納豆デザートと言っても過言ではない。
そんなカスタマイズ内弁慶の私だけれど、外に出ると一転してスタンダードになってしまうのはなぜなんだろう。
敷かれたレールから飛び出す勇気がない私の平凡さがそこに現れているような気がしている。