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梅雨はもうすぐそこ

空が、空気が重たくなってきて、そして、洗濯物が乾きにくくなってきて

そうか、やっぱり梅雨が近づいてきていると思った。

雨が降った後、まだ湿り気をおびた空気がひんやりとしていて、だから、かろうじて、5月と思えるのだった。

丁度昨日あたりから、今までずっと続けてきたことを辞めた。

辞める前までは、毎日背中に重しを乗せているような気分だったし、その道でこれから続いていくハードルにゾッとしていたのだった。
きっと一つ一つ越えていったらドンドン違う景色が見えるのだけれど、その道で自分のやりたいことはみつかりそうもなかった。

じゃあなんでその道を選んでしまったのというと、上手く答えられない。
その道を選ぶしかその時は選択肢がなかったんだよと思うようになった。

辞める時はあっという間で、それは意外にも一瞬で、思っていた程周りや環境に変化はなかった。すごく静かなものだった。

辞めた途端に、「あ、飛び出すことはこんなにも簡単なことだったんだ。」と思った。

身体が軽い。

それはまさにゲリラ豪雨が去った後のような爽やかさだった。

雨が降っている時は、そんなことを思わないけれど、雨が降った後の爽やかさを知っているから、やっぱ雨に降られることも大事なのだと思うようになった。

その爽やかさの先に何が待っているのかはわからないけれど、でも私は今ワクワクどきどきしていて、楽しい。

部屋の中の昔から馴染みのあったものたちを全てゴミに出した
(優柔不断なので、よく使っていたもの達は残してしまったけれど)
部屋が大分広くなった。

これでよかった!と思えるように振り返らずに進んでいく。

梅雨はもうすぐそこ。どんよりもジメジメも紫陽花の鮮やかさで気を紛らわして楽しみたい。


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